第5話

喰種の仲間
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2018/11/25 04:07
あなた

駆逐?

太郎が帰ってきてある人が喰種だと知り明日その喰種を駆逐しに行くそうだ
亜門鋼太朗
あぁ
だから明日は朝から張り込まなきゃ行けなくなったから朝食は大丈夫だ
あなた

わかった

あなた

ねぇその喰種ってどんな喰種なの?

亜門鋼太朗
なんだ、興味あるのか?
あなた

そんなんじゃないけど喰種だって人間のように暮らしたいんじゃないかなって

だって私もその一人だから
亜門鋼太朗
本当は一般人には教えたらいけない決まりだがあなたなら大丈夫だろ
亜門鋼太朗
名前は笛口リョーコ
とその娘の笛口雛実
え、リョーコさん…
ヒナミ…
亜門鋼太朗
実は彼女の旦那はもう駆逐済みで家族がいる事は知っていたがまさかその家族も喰種だったとはな
あなた

太郎は喰種を駆逐する時何も思わないの?

亜門鋼太朗
あなた、俺達は“あの人”が食べている所を見たんだ
それでも同じことを聞けるか
太郎は私の肩をガシッと掴んでそう言った
分からない。
だって私も喰種だから分からないよ
あなた

ごめん…

私は目を逸らして謝った
亜門鋼太朗
喰種は所詮喰種なんだ
あなた

そんな事言わなくても…

亜門鋼太朗
あなた?
どうやら今の事は太郎に聞こえてなかったらしい
喰種は所詮喰種…か。
そうだよね
私達は生きてたらダメだもんね
喰種にいい所なんて1つもない

でもだからって…
私やアンテイクの皆は人間と同じように暮らしたい。そう思ってるだけなのに
それでもダメなの?
狩りをしていない喰種がいても駆逐されなきゃいけないの…?
リョーコさんヒナミ
















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