私実は昨日徹夜をして作戦を練ったのです!
みなさん褒めてください✨
瑠依の為ならばッ!
ん?どうやって会うかって?……あ、考えてなかったぁぁッ!!
もーうるさいなぁ…話しかけないでよ!
バッと振り返ると目の前には瑠依が居た。
る、瑠依!?あぁ”ぁ”…やってしまった…これじゃ嫌われちゃうよ…
これは本人に言えない…
回避しなきゃ…考えるんだ凛乃ッ…
かわいいかわいいぃぃ…♡
目を輝かせて嬉しそうに話す姿にグッときたのです✌️
胃袋…いや心臓を掴むはずが掴まれてしまいました…←
あぁ”ぁ”ッ♡是非ともお供させていただきます!
クレープ屋台へ行き、クレープを注文する。
店員「はい、少々お待ちください」
店員さんはニッコリと笑うと奥へ消えていく。
しばらくすると注文したふたつのクレープが来る。
店員「お待たせいたしましたチョコバナナクレープとハリネズミクレープです」
店員「おふたりはカップルですか?」
瑠依そんなキッパリ言わなくても…泣
店員「あ、そうだったんですね」
店員2「…奥にさ、金髪の人いるんだけどイケメンじゃない?」
店員「ッ!どこ!?」
私もつられて振り返るとそこには玲さんがいた。
どこにでも居る…
こんな公共の場でイチャついちゃってさ…
え?作戦忘れてる?なんのこt…
今決行致しますっ!✨
その1、関節キス!(?)
そう言って不気味な笑みを浮かべる。
こわっ……
そして真顔になり私にグッと顔を近づけこう言った。
し、嫉妬と独占欲強ッッ!!
玲さんに適う訳もなく結局私の完全完敗に終わってしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。