私が14歳の夏…
家族で韓国に旅行に行った。
そこで見た韓国ドラマに出ていた女優さんがとても美人で可愛くて…とても完璧だった。
よく見てみると…そんなにメイクをしているわけでもない……なのに綺麗。
その姿に私は見とれてしまった。
その女優さんは顔だけではないことに私は気づいた。心が綺麗だから内面から輝いているんだと。
私は学校1番綺麗と言われていた。自分で言うのもなんだけどね。そして、一年後の夏休みにまた韓国に行き女優を目指して演技や歌を勉強した。
数学や国語と違って、スラスラと歌詞や台詞が覚えられた。そこで思った。私の居場所は日本じゃない。韓国なんだなっと。
そして晴れて私は女優になった。ドラマも映画も出させてもらって、ファンの人も増えた。長年の夢が叶ってとても嬉しかった。
でもなにが足りない。
そのなにかを探しに日本へ来た
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。