~あなたの下の名前目線~
酒を飲み始めて、しばらく。
勿論のことながら、酔っぱらいができていた。
かなり気に入ってくれたのか、
エスタロッサがそう訊いてきた。
人差し指を口元にあて、
片目をウインクしながらそう言う僕。
僕がやっても可愛くないのは分かってr((殴
・・・
だってさ………
・・・言えないよね?
実はこのお酒………
七つの大罪たちがリオネス城に行った後。
エレンに化けるために豚の帽子亭に行ったとき、
たまたまバーのカウンターに見つけたから…
ちょろっと。
ちょろっとだけ………頂戴したんだよネ☆👅テヘ
だから言えないの♥️(←ぶりっ子)
七つの大罪の皆との関係が、
バレちゃうかもだし~?w
(うん、これは僕も完全に酔ってるねーww)
・・・え?何?
それ犯罪だって?盗みだって?
まーまーまーまー、落ち着いて?w
大丈夫だって。一応お金は置いてきたからさ?
そういう問題じゃねーよ!
っていうツッコミは後でね。
ーーーーーーと。
そんな感じのことを考えていた僕に、
完全に酔っ払いのガランが絡んできた。
最初に一本、さっき一本………渡したんだけど。
すぐ飲み干してまた僕を見てきたから、
面倒くさくなって3本まとめて渡したんだっけ……
その結果がこれね。はい。
酔っ払い一人の、出来上がりー🌟
(いや僕も酔っ払いなんだけどさ?ww)
いや、そりゃそうなるわww
そう、軽い気持ちで返事をした僕。
すると返ってきたのは、爆弾発言だった…
(僕にとってある意味ね)
・・・・・・え。
・・・・・・・・え?
た、戦うってこと?………ガランと?
………ガランと?!(二回目)
ていうかさ…完全にこれ、
エスカノールの時と同じ感じのノリだよね。
うわぁ………
エスカノールさん……心中お察しします…(遠い目)
そりゃ、「やります…(涙目&ガタガタ)」ってなるわな。
と、そこでゼルドリスも止めに入ってくれた。
えっ、メラスキュラいたの?!
会いたかった……!
・・・まぁ、自分ではどうしようも
ないことだし、それは仕方ないか………
今は男の姿だし、一緒に入れないしね。
ーーーーーーって、それは置いといて。
ちゃんとガランには断らなきゃね!!💧(切実)
ガランは、納得いかない様子…
………し、しっかりと説明せねば!!💧
(命に関わるッ💧💧💧)
ヘラヘラと笑いながら言っているが、
内心はヒヤヒヤだ。冷や汗ヤバい。
一言間違えれば、自分で自分を破滅
させかねない。(←それはもはや自滅では…)
とりあえず、ちゃんとした理由を言わねば!!💧
一応、だけどね。
うむ、信じてくれたようで何より。
良かった良かっt((
・・・・・・・・・・・エ。( ゚ロ゜)
エエエ。(💧 ゚ロ゜)
エエエエゑエエ~・・・ダラダラ💧(←背水の陣)
現実はそう上手くいかない。by作者
あのドS作者め………
・・・いやね?
歌うのは別にいいんだよ。歌うのは。
………じゃあ何が問題かって、内容だよ内容!!
人々の幸せの歌?
ーーー人を平気で殺しそうな、
この魔神族達に?
平和を願う歌?
ーーー今僕の目の前にいるのは、
災厄を招く存在なのに?
争いのない明日を、祈る歌?
・・・あの七つの大罪たちと敵対し、
なおかつ「十戒」である彼らにーーーーーー?
・・・
ーーーうん………うん。(|||^-^)
いっしゅー回ってー・・・
ーーーーーー・・・。
ムリジャン。・・・ダメジャン‼️
表情筋を絶望に染めないよう保ちながら、
頭を必死に回転させる僕なのだった……
誰か、助けてくれぇぇぇぇ‼️💧💧💧
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!