第9話
一冊の本
ーーーーーー豚の帽子亭。。。
ガチャッ、、、
ーーーガチャッ!
(`|||)ショボン… ヽ(゚д゚ヽ💧)💦
(↑エスカノール)
メリオダスが今からやることを知るはずが、
そっちのけで盛り上がりを見せる店番メンバー。
・・・一方で。
カクカクシカジカ…🦌
押し黙ってしまうメリオダス。
・・・ホークの苛立ちが伝わったのだろう、
メリオダスはやっと口を開いてーーー
・・・・・・( 🐽) ゚ ゚
キングの疑問に、う~ん…と考え込むメリオダス。
そう言いつつ、メリオダスは懐から
小さな一冊の古い本を取り出した。
その本に集まる七つの大罪たち。
メリオダスは本を開き、はじめに
書かれてある文字を読み始めるーーー
🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽
『ーーーーーー出現は神出鬼没。
彼の者の姿、出で立ちはその時々。
彼の者、まるで風、まるで空、まるで猫。
自由を愛し自由に愛されようとする、
気ままで勝手、さらには横柄なその態度。
我らには到底理解できずーーー・・・』
なぜか確認するバン。
・・・一瞬、言い淀むキング。
が、すぐに白状した。
・・・🐽
ーーーーーーペラ…
次のページを開くメリオダス。
再び、メリオダスが持つ
本の近くに集まる七つの大罪たち。
ーーーーーーだが、さっきとは違い、
メリオダスがあなたを七つの大罪の
八人目と言ったその理由が本に書かれていたーーー
🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽
『ある日、酒場で数人の王国騎士、酒を飲む。
ーーーそこに一人の旅人と、猫がいたことが
全ての始まりだった。。。
× × × × × × × × × × × × ×
ーーーーーー酒場。
話によると、酔った王国騎士がそこで
一人の旅人に絡んだそう…
酒を断る旅人に、怒る王国騎士だったが
一匹の猫が絡んだ王国騎士の手を咬んだ。
猫のしたことに怒った王国騎士、悪びれない
旅人の余りの態度に、捕らえることを試みる…
そして、戦いが始まった。
ーーーーーー旅人は、恐ろしく強かった。
彼は、あらゆる能力を持っていたよう。
が・・・乱闘の最中、旅人の友であると
思われるその猫、王国騎士の手により死に絶えた時。
彼の者怒り、収まることなく暴走し始めた。
変わっていくその力は絶大の一言。
ーーーーーーふと、己によって破壊された
建物と死に絶えた猫を見て、我に返った旅人。
最早酒場は跡形もなく、
王国騎士たちは死に絶えーーー
誰も、何も…なかったからである。
・・・そして…すでに冷たくなって
いるであろう、その猫の亡骸を腕に抱いた旅人は
そのまま静かに・・・一筋の涙を流しながら、
その姿をその場から消したのだった。
旅人と猫の行方は、誰も知らないーーーーーー』
ーーーパタン…
メリオダスが本を閉じる。
意外と内容は少なかったようで、
短い時間で読み終わってしまった。
・・・全員が無言の中、
ディアンヌが最初に口を開く。
うんうん、と頷くバン。
・・・それぞれが思ったこと、考えたことを
言い合う中、メリオダスは一人考え込んでいた。
そして。。。
🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽🐽