第7話

❥NO.7☺︎
92
2018/09/08 10:14
─教室─
梨花
麻衣!あのさ、今度のパステルポニーのLIVEのチケット当たったの!
麻衣
え!ほんとに!?いいなぁぁ
梨花
それでね、チケットが2枚なの。だから良かったら
麻衣
行く!行きたい!行かせてください!お願いします!
梨花
うん!一緒に行こうニコッ
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柚愛
ねぇあいつらうざくない?
ゆい
え、そう?かな?
柚愛
だって、パスポニ教えたの私なのにさ
てか、私の方が好きなのに、ライブ行くとかガチでムカつくんだけど。
ゆい
ま、まあ仕方ないんじゃない……
柚愛
チッ.腹立つなぁ
ガンッ(机を軽く蹴る)
梨花
ビクッ
麻衣
梨花……。
梨花
麻衣、怖いよ。柚愛、急に変わっちゃって。いじめられたらどうしよう。(小声)
麻衣
梨花、大丈夫だよ。大丈夫。
麻衣
梨花にはあたしがいるから。
梨花
ま、い……。ありがとう(震え声)
麻衣
うん。ギュッ(抱きしめる)
先生
はい。みんな席ついてー。
授業始まるよ
麻衣
じゃあ、あたし席戻るね…
梨花
うん。
梨花
(怖い。後ろに柚愛がいるのが。何されるかわからない。)
ツンツン
梨花
ビクッ.な、なに?(小声)
先生
こら小島、前向け〜
梨花
あ、はいっ!すみません
柚愛
ねぇ、教科書貸してくんない?
梨花
え?梨花?
柚愛
そうだよ。いい?
梨花
え、あ、うん!(もしかしたら昨日のは夢かも✨)
柚愛
ありがと〜
先生
はいじゃあ。次〜。小島ここ読んで
梨花
え、あ、
先生
小島?
梨花
ゆ、柚愛ちゃん。教科書……
柚愛
はいどーぞ
柚愛
ありがとねニヤッ
梨花
うん、えっとー。
「私は絶対に謝らない」そう心に決めたのに、やっぱり心の底では
先生
おい
梨花
え?なんですか?
先生
小島。教科書の表紙はなんだ!
梨花
え、なにがですか?
先生
とぼけるな。表紙に佐藤の悪口書くとはどういう事だ!
柚愛
え、私の悪口……?
梨花
え!?ち、違う
梨花
梨花、こんなの書いてない!
先生
じゃあ誰が書いたって言うんだ?
これは小島。お前の教科書だ。他に誰が書くか?
梨花
だ、だって……。
柚愛
ひ、ひどいよ(泣)死ね、とかそんなこと書くなんて……。ずっとそんな風に思ってたの……?うっうぅ(泣)
クラスの男子
うわー。梨花が柚愛泣かした
梨花
ち、違う!梨花じゃない……。違う。違うよ!
バンッ(教室を出ていく)
ゆい
あ、
麻衣
梨花!
パタパタパタ
梨花
はぁはぁはぁ……
梨花
(ここなら先生も来ないはず)
先生
小島どこにいるんだ!
梨花
(あ!先生!やばい。見つかっちゃう。しずかにしないと)
先生
ったく。どこいったんだよ
パタパタパタ
梨花
(よかった。向こう行ってくれた)
梨花
ふぅ
麻衣
梨花……?
梨花
ビクッ!
麻衣
やっぱり梨花だ
梨花
なんだ麻衣か……。よかった
梨花
ごめん。授業中なのにね。
梨花
梨花、本当に書いてないよ?
梨花
だって、柚愛に教科書貸すまで普通だったもん
梨花
梨花じゃ、ない、の、に(泣)
麻衣
うん。知ってる。梨花はそんなことしない
麻衣
梨花はどんなに嫌いな人がいても悪口は言わないもん。
麻衣
大丈夫。私がみんなにちゃんと説明する
麻衣
だから。ね?梨花、教室戻ろう?
梨花
あり、がとう(泣)
梨花
でも、今更戻ったって。みんなから色々言われるから……
麻衣
大丈夫だって!私がいる。私が梨花を守る。
梨花
う、ん。。

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