第37話

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2018/11/07 02:32
美咲
美咲
千秋さんのは1番美味しところ〜
ハート書いちゃおっと
美咲side



ウエディングケーキを千秋さんに
持っていこうと探しているけど…
美咲
美咲
あ、千秋さんどこにいるか
分かりますか??
日村
日村
千秋??
あ、2階!




階段をのぼり2階に来ると
二人の声が聞こえた
千秋
千秋
ちょっとおしてるから、余興の
はじまり早くしようか
楓
さっきの酷くない??
もう少し乗ってくれても良かったのに
千秋
千秋
膝まづいてプロポーズでも
すれば良かった??
あ、

いまは入ってはダメな雰囲気だ





というか、この場を去りたいんだけど…


美咲
美咲
…!!



楓さんと目が合ってしまった









その時…

1番見たくないものを見た









チュッ
楓
もし本気だったら??
本気だったらどうする
千秋
千秋
楓…





パリンッ!!





衝撃的すぎて、私は持っていた
お皿を落としてしまった




千秋さんにも聞こえてしまっただろうか








でも、そんなこともお皿の上のケーキの
ことも全て忘れて





その場を逃げるように去った
楓
なんてね
ごめん、少し飲みすぎたみたい
千秋
千秋
はぁ…
お前さー
楓
じゃ私行くね





あなたside


本当に美味しそうなものばっかり

昨日一緒に作ってる時はそんなに
思わなかったけど



式場の照明とか、このお皿とか
全てが一体となって料理が輝いてる








私もいつかこんな料理作れるかな〜




そう思いながら2階へと足を進めると
あなた

え…
これなに、、

お皿割れてる…??




とりあえずここに放置は危ない



袋を取り出し拾おうとすると…
あなた

このケーキ…

あ、まさか
さっき美咲ちゃんが秋兄に
渡そうとしてたものじゃ




なんでこんな所に落ちてるんだろう
渡せなかった理由があるとか…??





あとで、美咲ちゃんに聞かないと








綺麗にカットされたケーキ、
そして千秋さんへと書かれた文字を
見ると、

片付けるのも複雑だ…






また考え事をしながら破片を拾っていると
あなた

いて…
あー、またやってしまった…ハァ



またしても見事に指を切ってしまった




もー!なんでこんなに私はドジなのだろうか
自分に嫌気がさす
唯斗
唯斗
あの、大丈夫ですか??



そこには、、、
腰にハサミやクシを下げている
唯斗くんがいた
あなた

え、、唯斗くん??
なんでここに!

唯斗
唯斗
あれ、あなたちゃん!

こんな所で会うなんて偶然だね
あなた

あ、、もしかして
新郎新婦のヘアセットでここに?

唯斗
唯斗
あ、そうそう

って言っても俺はまだ
アシスタントなんだけど
あなた

なるほど!!
私も、今日の料理の補助だったの

なんか同じ立ち位置だねフフッ

唯斗
唯斗
そうなんだ

さっき新婦さんが料理すごく美味しい
って言ってたよ



って、指怪我してるじゃん!
血が出てる



ポケットからティッシュを取り出し
私に渡す唯斗くん



すごい、女子力高い…笑
唯斗
唯斗
しっかり押さえておいて
これは俺が片付けるから
あなた

ごめん、、ありがと




唯斗くんはスムーズに片付けて
さらにティッシュを渡してきた
唯斗
唯斗
血止まんないね、
カットバンとか持ってる??
あなた

それが…
持ってなくて…(笑)

ほんと女子力低くて、ごめん笑笑

唯斗
唯斗
じゃあ下に行こうか

スタッフの誰かが
持ってるかもしれないし



2人で階段を降り、唯斗くんが式場の
中に入る




どうやら探してきてくれるらしい








美咲ちゃんとかあたりで
お願いします!!笑

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