第28話

3
1,670
2018/10/23 08:22

今日は少し早めにあがらせてもらった

きっと夏向のことだから、
今日の夜から少しづつ始めるのだろう




帰る前に寄っていこう、、
もしかしたら私が手伝うこと
知らないかもしれない



少しでも情報があった方が
明日スムーズに進められる







この前は、そこで衝撃なものを
見ちゃったんだけどね…(笑)
唯斗
唯斗
あなたさん?
あなた

あ、、成瀬さん

唯斗
唯斗
こんばんわ、
これからお帰りですか??
あなた

あ、はいそうなんです
行かなきゃいけないところが
あるんですけどね…

唯斗
唯斗
あー、あの
俺たち同い年なんですよね…


その、、
敬語やめない?
あなた

あ、、そうなんだね

じゃあそうするね!

唯斗
唯斗
名前も、
唯斗でいいから
あなた

じゃあ、唯斗くん??

唯斗
唯斗
うん、、まいいや笑

じゃあ俺はあなたちゃんって呼ぶね


それより、これからどこか行くの?
送ってくよ
あなた

あ、んーん
私の兄がやってるお店に行くの

ここから遠くないから大丈夫だよ

唯斗
唯斗
お兄さんってシェフの?

ほら、もう暗くなってるし
じゃあ手前まで送らせて
あなた

あ、そうそう
SeaSonsっていうお店なの

じゃ、お言葉に甘えて…笑



よくよく聞けば、唯斗くんは
去年こっちに来たらしい

それまでは東京の美容室にいたとか…



湘南に遊びに来て、海に感動して
こっちで仕事を探したらしい






話をしていたらあっという間に
線路のところまで来ていた
あなた

あ、お店あそこなんだ
ここまでで大丈夫だよ!

わざわざありがとね?

唯斗
唯斗
いや、俺が勝手についてきたから

じゃあまたひまわり行くね
あなた

うん、バイバイ!



唯斗くんを少し見送り
SeaSonsへと足を進める





中から誰かが出てきたのが見えた
あなた

あれ、冬真??

冬真
冬真
お、あなたじゃ〜ん
あなた

冬真も夏向の手伝い頼まれたの?

冬真
冬真
あー、俺はパス!
テスト勉強あんだわー

でも、あなたと夏向なら
なんとかなるっしょ!
あなた

あぁー、それは辛い…
私もテストは苦手だったよ

冬真
冬真
じゃ、早く帰ってこいよ

じゃねばーい!


冬真は私の頭をポンとしていくと
お気に入りのBMXに乗って行った




最近、冬真がよそよそしい気がするけど
私の勘違いだろうか…
あなた

おじゃましまーす



夏向はフランベ中


黙ってればカッコイイのにな〜
あなた

夏向、おつかれ

夏向
夏向
おう
あなた

準備?

夏向
夏向
あぁ、明後日の結婚パーティー
50人分準備しろって
兄貴に無茶振りされた
あなた

秋兄から、聞いてる?
私に手伝うように電話あったの

夏向
夏向
明日なんもないのか
あなた

お仕事はお休みにしてもらった

夏向
夏向
そっか

サンキュ、助かる



夏向なのに、、素直にお礼とか言うんだ


いやそれはさすがに失礼か笑
夏向
夏向
ボサっとしてないで
さっさと厨房入れ
あなた

はいはーい



気まづいんじゃないかと思ってたけど
たまにこういうのは悪くない




今、あなたの視界にいるのは私だけだ

あとフランベ中のお肉(笑)

プリ小説オーディオドラマ