第2話

2
1,563
2018/10/28 06:35
高校2年の秋。



私は、彼氏に振られた。




そんなどん底にいた私が見つけた1つのカフェ。






いつもなら通り過ぎるはずなのに、今日だけはまっすぐ家に帰りたくなくて立ち寄った。








カラン___コロンッ
マスター
マスター
いらっしゃいませ😌
あなた
あなた
…………


お店の雰囲気は落ち着いていて、マスターの方も優しそうな方だった。


マスター
マスター
ご注文はどうしましょうか?
あなた
あなた
コーヒーを頂けますか?
マスター
マスター
はい。少々お待ちください。


私は、コーヒーが大好きだ。
友達に言うと驚かれることが多い。


カラン___コロンッ




お店のドアが開いた___
山田涼介
山田涼介
マスター、いつもの。


このお店の常連さんなのか、とてもかっこいい男性が1人入ってきた。
......................................................


山田side



店に入ると、いつもは誰もいない店に1人高校生がいた。
山田涼介
山田涼介
マスター、珍しいね。
マスター
マスター
うん。
マスター
マスター
お客様、どうぞ。
あなた
あなた
ありがとうございます。


彼女はとても落ち着いていて慣れた手つきでコーヒーを飲んでいた。


すると、
あなた
あなた
グスッ……グスッ_


彼女が泣いていた。





......................................................



コーヒーを一口飲むと、なぜかすごい懐かし味がした。




それと同時に、元カレとの想い出を思い出して涙が溢れて止まらなかった。



あなた
あなた
グスッ……グスッ___
???
どうぞ。
あなた
あなた
えっ……




顔を上げると、先程の常連さんらしき人がハンカチを差し出してくれた。






山田涼介
山田涼介
そんなに美味しかった?笑
あなた
あなた
あっ、はい…
山田涼介
山田涼介
良かったね!マスター☺️
マスター
マスター
おう!




そう言って笑った彼の笑顔をとても眩しくて、アイドルみたいだった。











私は、彼に恋をしてしまったみたいだ___














あなた
あなた
あの、ハンカチありがとうございます‪‪💦‬
山田涼介
山田涼介
いいえ。泣いてる女の子はほおっておけないよ。
あなた
あなた
//////////
ハンカチはいつ返せば……
山田涼介
山田涼介
俺、大体この時間にこの店いるからまた今度会った時にでも返してくれればいいよ👍
あなた
あなた
あの、お名前聞いてもいいですか?
山田涼介
山田涼介
山田涼介と言います😌
山田涼介
山田涼介
君は?
あなた
あなた
葉山あなたと申します!
山田涼介
山田涼介
ふふ☺️あなたちゃんだね~!
よし、覚えた!
山田涼介
山田涼介
じゃあ、また。
あなた
あなた
はい!

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