第131話

第128話 🦋
34,282
2021/12/03 08:23
何も起こらなかったので
私は宿舎に入った
リビングまで行くと
ジンさんが私の荷物を持ったまま
立って待っていた
sj
あ、おかえり
あなた
ただいま…です
あなた
…何してるんですか…?
sj
あなたの下の名前の荷物をね、部屋に持って行きたかったんだけど…
sj
女の子の部屋に勝手に入るのはちょっと…
だから待ってたのか…
あなた
ありがとうございます…!
あなた
一緒に部屋まで行きましょうかㅎㅎ
sj
うん!
2人で私の部屋に向かう
あなた
わざわざ部屋までありがとうございます
sj
ううん
sj
これくらいさせてよ
部屋に着いた
ガチャ
ドアを開けて中に入る
あなた
本当にありがとうございました
軽く頭を下げた
sj
お礼を言うのはこっちの方だよ
あなた
え…?
頭を上げてジンさんの顔を見る
sj
ジミナを命懸けで守ってくれてありがとう
あなた
いえ…
あなた
守ることが私の仕事なので…
私がそう言うとジンさんは
sj
そう言うと思ったㅎㅎ
と言って笑った
sj
それでもお礼が言いたかったんだ
sj
ジミナは大切なメンバーだから
ジンさんはふと部屋を見渡した
sj
にしてもこの部屋すごいね
あなた
そうですか?
あなた
普通の部屋だと思いますけど
sj
なんかシンプルだね
sj
女の子って…なんて言うのかな…
sj
部屋中ピンクっていうイメージがあるじゃん?
あなた
なんですか、その偏見ㅎㅎ
初めて2人で笑いあった
sj
この部屋に他のメンバーは入ったことあるの?
あなた
ジョングギオッパが1度だけ
sj
そうなんだ…
sj
……ねぇ
顔色を伺うように私を見た
sj
僕のこともオッパって呼んでくれない?
あなた
…え…?
sj
あ、嫌だったら無理に呼ばなくても…
あなた
嫌ではないですよ、ジニオッパ(*^^*)
そう言うとジニオッパの顔が
赤く染まった
sj
き、今日も夕飯はいらない?
あなた
あ、はい
あなた
いらないです
sj
分かった!
sj
じゃあ!
そそくさと部屋を出て行った
…なんだったんだ…?
そう思いながら私は腰につけたピストルと
着ていた防弾チョッキをしまった
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