美乃said
休み時間。
私は友達の唯花に話を聞いて貰っていた。
「へぇ。冬馬君にも言ったのね。
で?なんか言われたの?」
唯花は興味津々だ。
「何って··
そうか って。」
「それだけ!?」
唯花は思わず聞き返す
「うん。 あと
まぁ次があるさ
って」
「まぁ冬馬君らしいね。
じゃぁさ 次がなかったら俺がいるしな
みたいな事は言われなかった?」
「えー?言われてないと思う」
言われてないよ··‥ね?
「あっ」
「何?」
「そういえば
ボソッとなんか言ってた気がする」
思い出したように言った。
「でも違うかも。
だってあの冬馬がいうわけないじゃんw」
そう言うと笑った。
「ちょっとひどくない?ww」
「だってね?www」
「まぁそれもそっかww」
そう言うと二人で笑いあったんだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。