第10話

チーム4 厳ついチーム?
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2020/04/03 18:20
最後のチーム4はガタイのいい厳つそうな連中が集まっていた。
そんな中、真顔でありながらも困惑している人物が一人。
キング
キング
……
キング
キング
(な、何かすげぇ怖そうな人達が集まってる……!いや、見た目で判断しちゃあいけないよな。俺もそのせいでかなり勘違いされて困ってるし)
S級ヒーロー七位のキング。
見た目こそは厳ついが、様々な要因が重なり、いつの間にか皆からヒーロー扱いされ、七位になってしまった男だ。
不死川実弥
不死川実弥
こっちはんなことしてる場合じゃねぇってのに……くそっ
悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥
落ち着け不死川。今はとりあえず、ここに居る皆と協力し、他の者達と合流するしかあるまい
顔に傷のある男、不死川実弥は鬼殺隊の柱のうちの一人。そんな不死川と話している数珠を持った男、悲鳴嶼行冥も柱の一人だ。
真戸暁
真戸暁
随分とガタイのいい連中が集まったものだな
亜門鋼太朗
亜門鋼太朗
彼等がどんな人物かはこれから観察するとして、真戸。何があるか分からない。気を付けろ
“元”喰種捜査官である亜門鋼太朗が周りを警戒しながら言うと、同じく“元”喰種捜査官であり、今の所このチームの中で唯一の女性である真戸暁が「分かっている」と返答した。
征陸智己
征陸智己
あー……何で俺がここに居て、どうして息を吸えてるのか分からんが……これも神様の力って奴か?

一人そう呟いたのは元公安局刑事課の執行官、征陸智己。槙島聖護を追っていた最中、殉職したはずだった。
年齢層もそれなりに高そうなチーム4。
その中でも、一際目立つ人物が居た。
閻魔大王
閻魔大王
いやぁ、まさかワシも巻き込まれるとは……。どんな神様何だろう?鬼灯君、大丈夫かなぁ

そう。閻魔大王だ。
まだ互いに自己紹介していないこのチームだが、巨体な閻魔大王の姿を見た皆は心の中で思っていた。

((巨人族……?))

────────と。

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