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ルーナ・ライトの医療所にて。俺と…甘菜
あなたは、ルーナに俺の診察を頼みに来た。
正直、もし病の類いなのだとしたら
精神病な可能性の方が高いので…
あまり期待はしていないが。
唸るルーナを、不思議そうに見つめる甘菜
あなた。その姿に、不自然に鼓動が跳ねた。
甘菜あなた。彼女は優秀な技術者であり、
石化を正真正銘" 自力復活 "した、ゼノ
や千空に劣らぬ頭のキレを持つ人物。
そのクラフトに関する技術は勿論、勉学に
関しても優秀で、旧世界ではハーバード大学
にて、首席で卒業を果たした程だ。
…そんな、俺がどこをとっても" 欲しい "
と感じる彼女だが
頭が良すぎるのか、どうも理解不能である。
最近は羽京のマッサージのおかげか随分笑う
ことも増えた(?)が、基本的には眉一つ動
かさず過ごしている上に声の抑揚も殆ど見受け
られない。
しかも問題なのは、この" ミステリアス "
の範疇を越える性格にある。
何を言っているのか正直サッパリだ。
行動も分からん。初対面時も急に後ろから
木だと勘違いされ犬の糞を投げられるし、
この間も一直線に走ったと思えば木によじ
のぼってゲンに心配されていた。
バタン、という音と共に小さな背中が消えた。
そう言えばこの間、背丈の関係で俺を怖がって
いたがそれはもう大丈夫なのだろうか。
語源化されるとふっと心に落ちたような気分
になった。確かに、彼女が男の話をする…例に
ゲンと楽しそうに話しているだとか、羽京
が俺よりも先に彼女の笑顔を見ただとか。
全て、甘菜あなたが男と関わっている時
になった気がする.
妙に腑に落ちる自分がいる。俺は恋愛感情
というものを今まで知らなかったし、"欲しい"
と=のようなものだろうと思っていた。
だが、これは…
"欲しい"どころではない。手に入れたくて
仕方なくなる。
他の者のモノになるのが惜しいだとか、そう
いう次元にはないのも、更に厄介。
" 俺だけのモノにしたい 。 "
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。