第32話

クィディッチの練習
392
2022/08/26 08:26
ハリーと共に訓練場に行くと、選手の先輩方が待っていた。
周りの生徒
周りの生徒
おぉ!来たぞー!期待の1年生君達が!
来るなり、あっという間に先輩達に囲まれてしまう。

困っておどおどしていたその時、
マルフォイ
マルフォイ
おい、オレのことを忘れてないか。
あなた
(あっ、マルフォイさん!)
ハリー
ハリー
…?マルフォイ!?なんでここに…?
なんと、マルフォイが取り巻きを連れて立っていたのだ。
クィディッチの格好で。
?
ねぇ、あれって有名一家の…
周りが更にざわつく。
パン パン

その場を制するように拍手が鳴り響いた。
飛行術の先生
はい、はい、そこまで。
あなた
(うわっ!)
いつの間にか後ろにいた先生に驚いて思わずとびのいたが、先生は気にせずに続けた。
飛行術の先生
もうわかってると思うけど、この3人が新しいクィディッチのメンバーになります。
色々、教えてあげるように。
そう優しく言ったと思ったら、急に目つきがキリッと変わった。
飛行術の先生
それでは早速ですが、ハリーさん、マルフォイさん、準備をしてください。
ハリー
ハリー
何をするんですか?
先生はひと息間を空けて言った。
飛行術の先生
今から新しいシーカーを選ぶための戦いをしてもらいます。
周りの生徒
周りの生徒
おい、戦いだってよ!
?
見るしかないじゃん!
辺りにワクワクと緊張感が走る。
マルフォイ
マルフォイ
フンッ、見てろよ、ポッター。
ボコボコにしてやる。
ハリー
ハリー
そう簡単に負けるとでも?
でも、私は思った。
あなた
あの、私も戦い、したいです。
ハリー
ハリー
えっ?
マルフォイ
マルフォイ
は?
私に背を向けていた先生が振り向く。
あなた
あの、ですから…私もシーカーになりたいです!
今年1番大きな声を出したのであった

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