〜食堂にて朝食中〜
ほんとは食べなくていいかなーって思ってたんだけど、めいに「朝食抜きは健康にも美容にも悪いっ!」って無理やり食べさせられた
「楽しみだねー」
「変な生物出たらどうする?」
「えー大丈夫だよ〜」
3人が楽しそうに話す中、私達はというと……
目だけで会話をしていた
いや、会話しようとしていたけど通じてなかった
結局諦めたハリーが口に出して言った
アレ=謎の本
最初は私が持ってたけど心配だからハーマイオニーに預けた
約束もできたことで一安心、と思いきや…
好奇心ピカイチのめいを忘れてた
と、その時
カーン カーン
いつもは鳴らないでほしいベルが、ありがたく聞こえた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。