前の話
一覧へ
次の話

第33話

クィディッチの過去
385
2023/01/22 11:19
一瞬その場がしんとなり、先生が私に一歩近づいた。
飛行術の先生
あなたさん、前に読んでおいてと渡したマホウトコロでのクィディッチルールブックを読んでないのですか?
あなた
いえ、読みました…
自分の背が低い分、先生に見おろされると少し怖い。

先生は、ふぅーっとため息をつくと、周りにいた生徒をぐるっと見回した。
周りの生徒
周りの生徒
えっと、あのね。女子はシーカーになれないのよ…
それを見かねた一人の女子生徒が申し訳無さそうに言う。
あなた
そう、ですよね…
あー、何てことやったんだろ。
せっかくのデビューが台無しだ…

自分の顔が赤くなるのを感じて俯く。
ハリー
ハリー
あの、女子は何でシーカーになれないんですか?ホグワーツでは、そんなルールないです。
マルフォイ
マルフォイ
そうだ。おかしな理由だったら、父上に言いつけてやる。
あなた
(え……?)
まさか、ハリーとマルフォイが味方をしてくれると思わなくてちょっとびっくりした。

周りを見てみると、他の生徒たちも少し気になっているっぽい。
飛行術の先生
はぁー、わかりました。お教えいたします。
先生は諦めたように言うと、話し始めた。
飛行術の先生
昔、シーカーの選手であった女子生徒が次々に行方不明になる事件がありました・・・
先生の話をまとめるとこうだ。

今から約120年前、突然シーカーの選手が行方不明になる事件が起きたという。それも、女子の選手だけ。

危険を感じた先生方はすぐに女子生徒がシーカーの選手になることを禁止したらしい。

しかし、未だに行方不明になった生徒たちは見つかっていないという。
ハリー
ハリー
そんな話があったなんて
飛行術の先生
これで分かりましたね?いくら素晴らしい生徒だろうと、女子選手のシーカーは認めません
あなた
はい…
その後、先生は何事もなかったかのように練習を再開した。


結局、月組のクィディッチの選手がマルフォイさんを推薦したおかげで、ハリーたちの戦いはなくなり、それぞれ花組と月組のシーカーになった。

そして、私はゴールを決めるチェイサーになった。
________________________________________


本当に本当にお待たせしました!

そして、私が更新できない間にもお気に入りを外さないでくれた方々ありがとうございます♡

これからもマイペース更新になちゃうかも(。-人-。) ゴメンネ

ですが、この小説のことを忘れたことは一度もないので待てってくれると嬉しいです!

プリ小説オーディオドラマ