一瞬その場がしんとなり、先生が私に一歩近づいた。
自分の背が低い分、先生に見下されると少し怖い。
先生は、ふぅーっとため息をつくと、周りにいた生徒をぐるっと見回した。
それを見かねた一人の女子生徒が申し訳無さそうに言う。
あー、何てことやったんだろ。
せっかくのデビューが台無しだ…
自分の顔が赤くなるのを感じて俯く。
まさか、ハリーとマルフォイが味方をしてくれると思わなくてちょっとびっくりした。
周りを見てみると、他の生徒たちも少し気になっているっぽい。
先生は諦めたように言うと、話し始めた。
先生の話をまとめるとこうだ。
今から約120年前、突然シーカーの選手が行方不明になる事件が起きたという。それも、女子の選手だけ。
危険を感じた先生方はすぐに女子生徒がシーカーの選手になることを禁止したらしい。
しかし、未だに行方不明になった生徒たちは見つかっていないという。
その後、先生は何事もなかったかのように練習を再開した。
結局、月組のクィディッチの選手がマルフォイさんを推薦したおかげで、ハリーたちの戦いはなくなり、それぞれ花組と月組のシーカーになった。
そして、私はゴールを決めるチェイサーになった。
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本当に本当にお待たせしました!
そして、私が更新できない間にもお気に入りを外さないでくれた方々ありがとうございます♡
これからもマイペース更新になちゃうかも(。-人-。) ゴメンネ
ですが、この小説のことを忘れたことは一度もないので待てってくれると嬉しいです!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!