第122話

安心する匂い
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2021/04/16 17:23
真幌ちゃん
な、何…今の
海岸ら辺沿いから煙が上がっていた
あなた
まさか、
真幌ちゃん
ヴィランだ…あれきっとヴィランだ…!
瞬きの間もないくらい、2人とも震えていた

きっと他のみんなも住民の救助に行っているけど

絶対人手は足りてない、

もしヴィランが大人数だとしたら

この2人を置いていく訳にいかない
あなた
大丈夫!!2人は私が絶対守るから!
あなた
とりあえず安全な場所に避難しよう!
真幌ちゃん
わ、私が家まで案内する!
家が1番安全なのかは分からないけど、

2人が安心して待機できるのは家しかない…
あなた
分かった!行こう!
真幌ちゃんと活真くんには手を繋いでもらって

私はなるべく当たりを見ながら走った
活真くん
見えた!
真幌ちゃん
村のみんなにも知らせないt…!
____ブァンッ!!!___
あなた
ッ2人とも伏せて!!
真幌ちゃんと活真くんの家が見えてきてた

あと少しのところで、もうちょっとでつくその瞬間で

家が爆発した。
少年、
あなた
下がって
真幌ちゃん
っ…
活真くん
お姉ちゃん、、
君の個性を奪う
















あなた
(今、)
あなた
(個性を奪うって言った…?)
っ、お前
活真くんしか見てなくて、見向きもしなかったのに

なぜか急に私と目が合った
あなた
2人とも捕まって!
あの〝目〟

何か嫌な予感がした

あいつの狙いはきっと活真くんだ
あなた
2人はこのまま走って逃げて
街の方に行けばみんながいるはずだから
茂みをぬけたところで2人を下ろした
活真くん
あなたお姉ちゃんは?!
真幌ちゃん
あんたはどうするの?!
あなた
フッ、( 兄弟だね )
あなた
私は大丈夫だから安心して!(ニコ)
真幌ちゃんは1回下を向いて
真幌ちゃん
活真が心配しちゃうから、!
だから絶対無事でいなさいよ!
優しい言葉をくれた
あなた
……うん!

真幌ちゃんと活真くんが走っていくのを見おくって

私は茂みの中へ入った



























あなた
止まって
……
絶対止まらないであろうと思ったいたのに

そいつはすんなり止まった
お前、血液型は?
あなた
血液型なんか聞いてどうする
答えろ
あなた
なにに利用させるか分からないのに…!
私はそいつの方向に向かって勢いよく飛んで
あなた
教えるわけないだろ!!
邪魔をするなら殺す
あなた
っ、?!(空気の壁?)
顔面蹴りを入れるつもりだったのに

真正面から空気の壁に押された
もう一度聞く
血液型はなんだ
手の先から無数のビームを打ってきた

少し頬かすって出血したけどこれくらいなら個性を使う必要は無い

空気を操る個性とビームを出す個性

全く関連性がない

それにさっき、〝個性を奪う〟的な事を言っていた

オールフォーワンのような…
答える気はないか
あなた
……あなたは誰
ナイン
ナインだ
聞いた事のない名前

ヴィラン連合とは関わっていないのか…?
ナイン
次はお前が答えろ
血液型はなんだ
あなた
知らない、けどA型ではない
ナイン
なぜそう思う
あなた
親がA型ではないから
ナイン
そうか、なら…
あなた
もういいでしょ!!
炎と風を合わせナインに放った________けど
ナイン
無駄だ
また空気の壁で押された
ナイン
まぁいい目的は一緒だ
邪魔をするなら殺す
あなた
みんなは殺させないッ
ナイン
っ、怒りでパワーアップか…
ナインが小さく何か呟いてるのも聞こえないくらい

早い攻撃が襲ってきた

自分が攻撃すればするほど息が続かない
あなた
ハァ、、(止まってる暇がない、これだと天気の個性が)
手を合わせ神経をとがらせると、より精密により確実に

強弱までしっかり考えて打てる
あなた
(けど、一か八か)
〝お願い〟 そう心の中で唱える
ビリ、ピリビリ
ナイン
なんだこの音は…
ナインが上を向いた瞬間を狙って
あなた
〝落ちろ〟
______ビリッ_____!!!



ナイン
あぁこれか
あなた
え、
ナインの背中から

青い色の龍(?)のようなものが顔を出した
あなた
(何、あれ……)
ナインが空へ指をさし

その龍は雷をもろにくらって消滅した
ナイン
そこか
あなた
っ、!
けど気づくのが少し遅くて
あなた
ヴッ…
ビームが目に当たった

再生する間もなく、私はナインに頭を捕まれ
あなた
ッぁぁぁぁああああ゛!!!
それと同時に体と脳に痛みが走った
ナイン
いい個性を持って生まれたn
緑谷 出久
天三野さんッ!!
ナイン
次から次へと邪魔をするな
あなた
ッ゛…
私はナインの手から離れ下へ倒れた

すぐ緑谷くんが茂みの奥まで連れて行ってくれたけど

ナインはもちろん追ってきた
あなた
みど、りやk
緑谷 出久
喋っちゃダメだ!あいつは僕が何とかするから天三野さんはできるだけ回復して!!
私を下ろしたあと

緑谷くんはナインの元へ走った
あなた
フゥ、〜ッ
目は少し開けられる程度だけど視界がぼやけて上手く辺りが見えない、

全身の痛みもまだ続いてる
あなた
(ダメだ、戦わないと)
活真くん
あなた、お姉ちゃん…?
真幌ちゃん
っ、?!!
あなた
2人、ッとも来ちゃダメ!逃げて!
ナイン
……見つけた
気づいたら緑谷くんもナインのすぐ下で倒れていた
活真くん
デク兄ちゃ、?!
ナインは容赦なく

活真くんに向けて無数のビームを放った
あなた
(ダメだ、間に合わない…!!)


























_______っと思った瞬間

すぐ隣を横切った甘いニトロの香り𓂃𓈒𓂂

その匂いに安心して

私は意識を手放した

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