第140話

チュウチュウ♡
2,345
2021/08/19 07:50
造馬 創太
あなたを頼んだぞ_________
その言葉を聞く前に、俺の足は地面から離れていた


切島に伝言を伝えた

あなたがやべぇ状況だっていうことだけ

詳しくは話さなかった

話すだけ無駄だ


























































お父さんはどこなのか教えてもらえずじまいで

トガヒミコと覆面を被った男と少し肌寒い同じ空間にいる
トガ ヒミコ
あなた〜ちゃん♡
あなた
はい
トガ ヒミコ
そんなかしこまらないで仲良くしようよ〜
トゥワイス
トガちゃんがせっかくお前と仲良くしたいって言ってくれてるだぞー!まぁ今日でバイバイかもだけど
あなた
……なに?
トガ ヒミコ
爆豪くんとはさよならしたんですか?
あなた
……
いたいところを突かれた

首をかしげてなんの悪気もなくド直球な質問

目の前のオレンジジュースに入った数個の氷がコロンっと形を変えた
あなた
さぁ、どうでしょう
トガ ヒミコ
あなたちゃん場所変えよっか!
あなた
いや、ちょ
トゥワイス
えぇどっか行っちゃうの?!
トガ ヒミコ
すぐに戻りまーす


無理やり肩を押されながら階段を上り

なにやら屋上に出た

鉄の棒に掴みながらくるくると軽々しく回りながら
トガ ヒミコ
どうしてさよならしたんですか?
と、さっきの話の続きをしてきた
あなた
き、気持ちがなくなったから
トガ ヒミコ
じゃあなぜ目が腫れているのでしょう
咄嗟に目を手で覆った

確かにあんなに泣いたら腫れることぐらい知っている
あなた
( 隠す必要もないか。)
あなた
あのままあの場所にいたら、みんなに迷惑かける
あなた
どっちみちここに来る事は決まっていたし、
あーでもしないと勝己はついてくるから
トガ ヒミコ
あなたちゃんは優しいですね
あなた
本当に好きな人には幸せになってほしい
あなた
優しくなんて全く…自分が傷つくまえに逃げてきただけ
何を言ってるんだろうと考えても

1度あいた口は塞がらない

自分から振っておいてこんなこと言う資格はないのに
トガ ヒミコ
好きなら好きのままでいるべきです
私はずっとそうしてきた
あなた
…もし、トガちゃんがわt
死柄木 弔
あなた行くぞ
トガ ヒミコ
まって弔くん
死柄木 弔
は?時間がないんだ
トガ ヒミコ
あなたちゃん今言いかけてた事
私分かっちゃった
あなた
え、ッ…!
トガ ヒミコ
チュウチュウ♡
きっと私が思ったこととトガちゃんが思っていたことは同じみたいだ

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