飯田くんが勢いよく走りだし
切島くんを盾に轟くんが氷を出しながら接近
狼男はそれに気づき、火を吹こうとしていた口を私は上から踵を落とした
直ぐに顎を上に向け火が空へと上がった
火が見えなくなったその向こうには轟くんが
狼男の肩に乗ることに成功
反撃してくる狼男の尻尾を飯田くんが止め、梅雨ちゃんが腕を拘束していたが力には勝てず、飯田くんと梅雨ちゃんがぶつかった
2人をさくせんかいぎしていた岩陰まで連れていく間に
轟くん間でもが凍ってしまうんじゃないかというぐらいの氷を狼男にあびせ、周囲が氷に埋め尽くされた
「バタンッ_______」
轟くんの身体の半分以上が少し凍っていた
手から炎を出して氷がいっきに蒸発するように個性を出した
轟くん達の場所をあとにしてみんなの元へ急いだ
1分でも 1秒でも早く着くように
と思っていた時
雲が突然黒くなり
中心部から渦を巻くように勢いよく雷が落ちた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。