「どっかいけよ!インキャがうつる!」
「オカルト好きとかw厨二病やんw」
今日もいっぱい悪口言われた.
今日もいっぱい物壊された.
今日もいっぱい殴られた.
もうダメだ。
ごめんね。
今行くから待ってて。
あの時の様に私は空き教室を探していた。
「あった。」
ここでタヒのう。
私がドアを開けたら、
カエルのパーカーの人と…
キリンと豚がいた.
「ひゃぁっ⁉︎」
私がそんな情けない声を出したら、
カエルのパーカーの人が私に問いかけた.
「だ、誰っすか?」
「すっごく美人じゃあないか!」
「ギャパパ⁉︎ぶっバラしてやるっ!」
…先輩、なのかな
「わ、私…美麗…」
私が名前を言うと、先輩は
「美麗、さんっすね。
おれはハックっす。
2年生の。
そこの人達は…
キリンさんとタブーさんっす。
もしかしてサークル入るっすか?」
「サークル…?」
「ここは…」
ハック先輩が言いかけた時…
「ここは秘密結社ヤルミナルティーだ!」
キリン先輩がこう言った。
「ひみつ、けっしゃ?」
私が不思議に思って先輩達に問うと、
ハック先輩は教えてくれた。
「ここは普通のオカルトサークルっすよ。」
ハック先輩が言い終わった後、
タブー先輩が私の返事を急かした。
「ギャパパ!んで、入るのか⁉︎」
先輩達、楽しそうだなぁ…
でも…
「入りません。」
「えっ?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!