🐴「ん゛、、んー、」
....なんだ、、?
暫く深い眠りについていたが、玄関の方から大きな物音が聞こえて目を覚ます。
🐰「ただいまぁー」
🐴「じんたん、?おかえりぃ、、」
「あ!お邪魔します。俺じんと高校同じだった翔って言います。遅い時間にすみません、じんがまだ飲むって聞かなくて笑」
玄関には高身長のThe今どきイケメンって感じの男と、それに抱きつくベロベロに酔った様子のじんたん。
🐴「.......」
翔「あの、、テオさん、?じん部屋に運んでいいですか?」
🐴「え、!あ、、はい、」
翔「すみません、笑ほらじん部屋行くぞー」
🐰「ん゛ー、、」
翔「歩けない?抱っこしたげるからもうちょい頑張ろ?な?」
、、、見るからにデレデレだな、こいつ
🐰「へへぇありがとぉ」
翔「じん軽くね?ちゃんと食べてる?」
いやいつも俺と飯食ってるし、
てかまずお姫様抱っこの必要ある?
翔「あ、ごめんなさいドア開けて貰えます?」
🐴「、、、あ、はい、、」
なんか俺めっちゃイライラしてんな、、
翔「ありがとうございます笑」
翔「ほらじん着いたぞー」
🐰「んー、、服気持ちわるい、」
翔「ビールちょっとこぼしてたもんなwぬぐ?」
🐰「うん、、」
翔「じゃあ腕あげよっか?」
🐴「っもう遅いし悪いから早く帰りな?俺やっとくし!」
翔「、、あ、そうなんすか?じゃあじん俺帰るよ?」
こいついきなりめっちゃトーン低くなるやん、
🐰「んぇー、、またご飯行こーね??」
翔「いこいこ笑じゃーねぇ」
さっきまであからさまにイライラしてたのに今じゃデレデレした笑顔でじんたんの頭を撫でている翔くん(?)を見送り、じんたんの部屋へと向かう。
🐴「じんたんお風呂入るー?」
🐰「.........」
🐴「あれ、ねてる、?」
......風邪ひくといけないし服だけ着替えさせるか、
🐴「ぬがすよー」
いよいよ雪も降り始めていただけあって厚着をしていたじんたんの服を1枚ずつ脱がせる
.........これ背徳感やばいな、、
つい先週までそういう関係が続いていただけあって少しムラムラしてしまう、
、、いや襲いはしないけど、
🐰「うぅぅさぶい、」
🐴「あれ起きちゃった?暖房付けてばっかだしな、、俺の部屋いく?」
寝る時は基本つけっぱなしだから多少は暖かいはず、、
🐰「えっ、あ、いや大丈夫!ありがと」
🐴「、、そっか、」
最近じんたんと距離ができた気がする。セフレという関係が終わったのだからしかたないのかもしれないけど、
🐰「....ごめんね、?眠いでしょ?もう自分で出来るから!おやすみ!」
🐴「あ、、うん、おやすみ!」
やっぱり寂しいし、なんか悔しい。な、
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今回も読んでくださってありがとうございます!🙇♂️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!