僕と昴が出会ったのは高校1年生の秋。
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僕は公立の共学の高校に入学した。
それで、クラスメイトだった太一と友達になった。
僕達は親友と周りから言われるくらい仲が良かった。
宿題かな?なんて思っていると
そういって太一はいなくなった。
取り残された僕に行かないという選択肢は残されていない。
…5時になった。
特徴とか聞いておけばよかった。
何歳なのか、「すばる」っていってたから多分男子だろうけど…。
なんて思っていると、後ろから声をかけられた。
そこに居たのは
綺麗な長い黒髪、ぱっちりした目、長いまつ毛、透き通るような白い肌。
いわゆる、美少女だった。
ちょっと強引なところは太一と似てるかも、なんて失礼なことを思った。
それから他愛もない世間話をして、5分経った。
そこは、河川敷だった。
話によると、彼女は放課後よくここに立ち寄って夕日を眺めるらしい。
確かに景色を邪魔するものはなく、綺麗に夕日が見える。
草で緑になった土手の所々に赤い何かがある。
そう言って笑う彼女の笑顔から目が離せなかった。
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その日以降、2人で時々会って色々な話をした。
僕達は友達になっていた。
昴と僕は、意外と趣味や好きなものが合っていた。
…これが僕と昴との出会い。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。