僕たちは目の前の光景を見て絶句した。
全身をナイフで傷つけられ、
ボロボロになっているまふゆちゃんの姿があった。
わずかに手が動いているから
生きていることは確認できた。
でも…相当弱っている。
(幻太郎)
乱数が怒っている…。
いつものあの陽気な声はどこへやら。
まあ、怒るのも無理はありませんね。
小生も腹が立ちましたから。
(帝統)
乱数…久しぶりに聞いたぜ、、、
げんたろーも怒ってんなー。
顔でわかる、、、
まあ当然か。
大事なやつにこんなことされて
なにも思わない方がどうかしてるぜ。
(モブ)
なんだこいつら…
殺気がすごい、、、
(まふゆ)
身体中が痺れていて動けないが、
意識は戻っていた。
飴村さん、こんなに怖い声出せるの…?
私は3人の怒っている声に驚いていた。
なぜなら私なんかのことを
気にしているはずないと思っていたからだ。
ーーー数分後ーーー
(幻太郎・帝統・まふゆ)
元に戻ってる…
そういって彼は話し始めた。
作者より
乱数くんの裏(?)難しかった…
みなさんのイメージと違ったらすみません💦
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!