第27話

田中樹 × 浮気
1,877
2021/01/04 15:42
side|あなたの名字




















樹「 あなた〜 、今日のご飯いらねえから 」


『 あ 、うん!わかった 』


樹「 じゃ 、行ってくる 」


『 行ってらっしゃい 』
























私の彼氏 、田中樹くん 
ここ2週間ぐらい、夜ご飯一緒に食べてない
1日もだよ?
結構やばいよね 苦笑



















「 よーし 、私も仕事行きますか 」



















そう呟いて 、家を出る
ちょうど 、駅の改札を抜けて電車を待っている時だった



















「 恋歌ちゃんは可愛いよなほんと!
世界一の美女って言ってもいいんじゃね?笑 」


女「 そんなことないから!笑 
も!樹くんったら~♡♡ 」



















え 、?
今たしかに 、樹くんって言葉が聞こえた
え 、あの樹くん 、?
そう思い振り返ると … 



















樹「 ふは 笑    大好きだよ恋歌 」


女「 私もだよ樹くん 」



















知らない女と、いちゃいちゃしてる樹くんがいた 。
え 、?
私の彼氏じゃなかったの 、?
なんで … ??
私はずっと好きだったんだよ?
色々なことが 、頭をよぎる



















ねぇ 、樹くんはもう私になんか興味ないの?
だったら 、あなたの前から消えてもいいんだよね 。
忘れて貰えばいいんだよね 。



















私は仕事が終わってからすぐに帰宅し 、あることをした



















『 樹くん 、、さようなら 泣 』



















ぽろぽろ涙をこぼしながら 。
最後の夜ご飯ぐらい 、一緒に食べたかった



















あることとは 、夜ご飯を作ること 。
最後に 、手紙を書いた 。



















樹くんへ




最後の夜ご飯です 。
味わって食べてください 。
もう 、私はあなたの前から消えます 。
あなたの頭の片隅からも消えます 。
もう会いません 。
さようなら 。




樹くんのことが大好きなあなたより



















『 美味しく食べてね 。』



















そう呟いて 、家を出た 。










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