side|永瀬
平「 黙って聞いてね 。」
俺は紫耀にそう言われて 、口をつぐんだ 。
平「 今日あなたちゃんと一緒にいた人
あなたちゃんのいとこらしい 。」
『 ………いとこ ? 』
平「 いとこ 。あなたの名字るいって言う人らしい 」
え 、まじかよ 。
俺 、勘違いしてたんか 。。
『 ど、どうしよ 、、!!!!!! 』
平「 とにかく家行け!! 」
『 お 、おう!! 』
俺は無我夢中に走った
あなたの元へ一刻も早く行こうと走った
あなたを抱きしめたい!!!
あなたに謝りたい!!!
あなたの笑顔を見たい!!!
『 はぁ 、はあ 、はあ 、あなた、はあ、 』
あなたどこ、?
あなた「 れ 、廉 。、 」
『 … あなた!!!!! 』
俺はあなたを力強く抱きしめた
今までにないぐらい力強く 、思いを込めて
あなた「 廉 、本当にごめん 。」
『 なんであなたが謝るん?俺が悪いのに 。 』
あなた「 勘違いさせちゃった私も悪い 。」
『 でも 、よかった 、!! 』
あなた「 私も 、!廉のこと失っちゃうんじゃないかって 、怖かった 。」
『 俺もやし 、』
あなた「 実はね 、廉にプレゼントがあるの 。 」
そう言って 、あなたは小さい箱を持ってきた
あなた「 これあげる 。」
『 ……… これって 、』
あなた「 廉が前から欲しがってたブレスレットだよ 。
これを今日 、いとこと買いに行ってたの 。」
そうだったのか
俺って本当アホやな
『 あなた 、ありがと!!!! 』
あなた「 喜んでくれて嬉しい!! 」
そう 、今日は俺らにとって大事な日
“ 交際記念日 “
覚えててくれただけでも嬉しいのに 、今日はなんかいつもよりも嬉しく感じる 。
『 俺からもプレゼント 。 』
なんだろ〜なんて言って 、プレゼントを開けてるあなた
可愛い 、うん可愛い
あなた「 …わあ!ネックレス!! 」
『 あなたに似合いそうやな〜って思って 。
しかもペアのネックレスやから 、俺とおそろやで?笑 』
あなた「 廉 、!!泣 」
『 なーに泣いとんの 笑 』
あなた「 ありがと、!!!!泣 」
『 いつも尽くしてあげられないから 、』
あなた「 嬉しいよ!!!!大好き! 」
忘れられない交際記念日になりました 。
END
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!