side |YOU
5:00
『ふわぁ(( _ _ ))..zzzZZ』
朝5:00って早起きしすぎたかも 、笑
まぁいっか !
あ、ご飯用意してある
朝からフレンチトースト♡最高✨
なんか得した気分!
じゃあこの前みたいに学校早く行こうかな 。
『行ってきまーす 。』
家を元気に出て 、綺麗な朝日を見ながら登校
これまた得した気分
『なんか今日はついてる~』
『あ、もう学校 、笑』
『登校終了時間まであと1時間もある!?』
『こんな早く来るの久しぶりだなぁ 。』
すると
?「あれ、今日は早いんだね 。」
『七五三掛くん!?』
七五三掛「うん 、笑 七五三掛だよ」
『いっつもこんな時間に来てるの?』
七五三掛「そう 笑
早すぎて誰もこないんだよね 笑
せっかく誰かさんを早く来て待ってあげてるのに 。」
『誰かさん?』
七五三掛「そう 。でも今日は来れて偉いね 。あなたちゃん 。」
『…え?』
七五三掛「俺 、あなたちゃんに伝えたいことあって
ずっと早く来てたんだよ?」
七五三掛「それなのに、この前まで早く来てたのにさ 。
急に登校時間遅くなっちゃうから 。」
七五三掛「言いたいことあるのに 、伝えられなかった 。」
『私に声かけてくれれば、いつでも聞いたよ?』
七五三掛「…朝じゃないと、、伝えられない…から 。」
『?』
七五三掛「2人きりになって伝えたかったから!」
七五三掛「今、伝えます…。」
『…うん。』
七五三掛「俺 、ずっとあなたちゃんのことが好きだった 。
だから 、あなたちゃんがいつも朝早く来てるって聞いて早起きしてた 。」
七五三掛「でも 、俺が早起きし始めた頃からあなたちゃんは来なくなっちゃって 。」
『それは…ごめん。』
七五三掛「だから、こうしてずっと待ってた。」
『七五三掛くん…ありがとね!』
『私も七五三掛くんのこと気になってた…///』
七五三掛「…ほんと !?」
『ほんとだよ!
だから今心臓が凄いことになってる…//』
七五三掛「俺もだよ…//」
『ふふ 、笑』
早起きは三文の”徳”
でもありながら
早起きは三文の”得”でもあった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!