side|あなたの名字
今日の天気予報は晴れのつもりだったのに、
『 やっばい !雨降ってるじゃん ! 』
天気予報 外れました 笑
傘持ってなーい!!!!うわあ!!
『 どーしよう 。
雨に濡れて帰るのも嫌だし … 。』
『 花梨〜傘持ってる ? 』
花「 持ってるよ〜 」
『 一緒に入って帰りたいいいい !! 』
花「 あなたと私は無理です 笑
あなたには旦那がいるでしょ? 笑 」
『 はあ?何言ってんの 笑 』
花「 だから、旦那と相合傘して帰ればいいじゃーん 笑 」
『 いや 、無理無理無理!!! 』
花「 無理じゃないの!あ 、来たよ!
じゃ 、邪魔になるからばいび〜 」
『 んもうなんなの!笑 』
旦那なんて言われても 、、私があんなかっこいい人と釣り合うわけないじゃん 。
あ 、旦那って誰かって?
教えてほしい?ん?笑
まぁ 、しょうがない!教えてあげましょう!←
その名も “ 髙橋海人くん “
私が想いを寄せている相手
そんなことを考えていたら
「 あなたちゃん傘ないの?笑 」
ま 、まさかのまさか声かけられた!?!?
後ろを振り向くと … 。
『 か 、かかか 、海人くん!?!? 』
髙「 そうだよ?笑 」
うわあやばい 。今日命日かも
髙「 で 、傘ないの? 」
『 う 、うん 。
天気予報晴れって言ってたから 。』
髙「 そうだったね 笑
じゃあ 、入ってく?俺と一緒に 」
ん 、ん?え?ちょちょちょ 、それはどういうこと?
『 どういうこと … ? 』
髙「 傘入ってく?って 」
ま 、まじでスカ!?!?
まさかの相合傘!?!?!?!?
髙「 返事ないなら 、けってーい! 」
海人くんが傘を開き 、私の手を掴んで傘の中へ引き寄せる 。
や 、やばい!?!?
心臓の音聞こえてないかな … ?!
髙「 よーし!帰るぞ〜!!! 」
『 う 、うん! 』
髙「 ちょっとさ〜話聞いてくれる ? 」
『 うん !なんでも聞くよ ? 』
髙「 今日ね?こんなこと………あったの! 」
『 へ 、へぇ! 』
顔が 、、近い!!!!!!
髙「 それでさ 〜 」
一言一言喋るだけで 、顔が近くてドキドキする
顔赤くなってないかな ?笑
髙「 あー、もっとこっちこないと濡れちゃうよ?笑 」
なんて言いながら 、私を引き寄せる海人くん。
ドキドキして無理なんです!!!
すると 、急に雨が止み 、虹が出た
髙「 あ 、雨止んじゃった 。」
『 だね 。』
髙「 もっと雨降ってればよかったのに 、止むの早すぎ 。」
『 … へ? 』
髙「 もっとさ
あなたちゃんと相合傘してたかった 」
え 、それは どういうこと?
『 え?どういうこt … 』
髙「 気づくの遅すぎ 。
てか 、あなたちゃん鈍感? 笑 」
『 鈍感? 』
髙「 俺 、ずっとあなたちゃんのこと好きなんだけど 。」
… え?夢だよね?うん夢だ 。←
髙「 だから 、相合傘してたのに 」
『 え 、ちょ 、ん? 』
髙「 てか 、好きな人以外と相合傘する人なんていないと思うんだけど 。」
『 うん 、』
髙「 俺 、ずっとあなたちゃんのこと好きでした !!!
付き合ってください! 」
まさかの告白!?!?
もちろん答えは ?
『 よろしくお願いします! 』
天気予報のおかげで
私の夢は叶いました 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。