第4話

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208
2019/04/21 09:02
お父様
今日からお前に執事がつく。
ぐう
ぐう
ぐうと申します。
私はその時、その瞬間からぐうに恋した。
私
は、はあ。
お父様
出来の悪い娘だがよろしくな。
ぐう
ぐう
お任せください。
私
あ、私はみん・あなたです。
ぐう
ぐう
承知しております。
敬語はおやめください。
ぐう
ぐう
今日のご予定は?
私
あ、えっと、今日の夜はお父様の会社の方々と会食で午前中は特に…。
ぐう
ぐう
承知いたしました。
初めて会った時、ぐうはものすごく堅苦しかった。
私
ぐうさん…
ぐう
ぐう
さん付けはおやめください。
私
ぐう。
ぐう
ぐう
何でしょう。
私
今から私と買い物に行かない?
ぐう
ぐう
もちろんでございます。
すぐに準備いたします。
私
う、うん。
5分後
ぐう
ぐう
お乗りください。
私は車に乗る。

私の後にぐうも乗った。










車内はしーんとした空気が広まっている。
私
ぐう
ぐう
私
ぐう。
ぐう
ぐう
はい。
私
2人の時は敬語なしで友達みたいに話してほしい。
ぐう
ぐう
…できません。
ぐう
ぐう
仕事なので。
私
…だよね。今のは忘れて。
再び車内にしーんとした空気が広まる。










これが全ての始まりだった。

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