翌日の朝のホームルームで、先生はゆうとを
放課後呼び出したそうだ。
私は次の日にならないとどうなったかは分からない。。
(先生side)
綾乃の頼みで武田と話してはみるけど、なんか綾乃と武田を仲直りさせようとしてるみたいでやだな、、。
_放課後_
教室にはすでに武田がいた。
(俺)おい武田、今日はなんで呼び出したか分かるか?
(ゆうと)そんなのわからないですよ笑
(俺)神田の事だ。
(ゆうと)あ、なるほど笑笑
(俺)神田とは何があったんだ。
(ゆうと)先生、綾乃と付き合ってるんでしょ?笑笑
(俺)え、それはなんのことだ?
(ゆうと)知ってますよ、れなから話は聞きました。で、綾乃とは別れたんです。しかもアイツ、れなに手を出したんですよ?まだあっちとはちゃんと話してないけど、話す気にもなりませんもん笑
俺は神田と付き合ってるというのを誤魔化したくなかった。生徒に嘘をつきたくはなかった。
だから武田が言うことに否定できなかった。。。
でも、これだけは言えた。
(俺)俺は綾乃から話を全部聞いたぞ?
お前は少し誤解している。綾乃はお前のことで何度も泣いてるの知らないのか?
(ゆうと)そんなのもう俺に関係なくないですか?笑笑
(俺)例えば遊園地の時、フリーパスを無くしてお前のためにずっとアイツは泣きながら探してた。俺がフリーパスをやらなかったらずっと探す気だったかもしれない。
(ゆうと)そんなことが…。
(俺)他にも、お前と長田がキスをしたそうだが、それを見てしまった神田は泣きながらトイレに入ろうとしてたよ。俺がちょうど神田を見つけて全部話を聞いてやった。
神田はずっとお前を見てたぞ。
そんなお前はそうとも知らずに噂に流されて神田を気づつけたんだ!
神田の気持ちも考えてやれよ…。
俺はこの後、きっと武田は綾乃とヨリを戻すと思って、心の整理をしなくてはとかおもってた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。