結局あの日は、先生の腕を振りほどき、さようならと言って教室をあとにした。
さっきまでゆうとからの告白の返事をどうしようとか考えて帰ろうとしなかったのに、すぐに帰ろうとした。
昇降口に向かうと、ゆうとは待っていた。
そして2人で帰った。
_帰り道_
(ゆうと)あのさ、、告白の返事を聞かせて欲しい。
(私)うん。。。いいよ。付き合お?
(ゆうと)ほんとに!?やった!!
私はOKといった。
ゆうとはきっと私を大切にしてくれると思ったから。
(私)ゆうと!今日からよろしくね?
(ゆうと)おう!!
ただ一つ、先生へのモヤモヤした気持ちは消えてなかった。。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!