センラside
志麻くんから思いもよらんことが聞こえた気がした。
え?なんやて?もう1回言って欲しい。
えっと、勘違いメールに嫉妬してわざと俺の昼休憩に連絡せんかったってこと?
なんやそれ。めっちゃ可愛ええやん…!!
まさか笑われる上に可愛いとか言われるわけないと思ってたのか、すごいキョトンとした顔をしている。
志麻くんは半ば絶叫したように言った。
ごめんな志麻くん…気づいてやれんくて…
泣き叫ぶ志麻くんにかける言葉は決まってる。
____にしっ
同時に微笑むと、モヤモヤした気持ちなんていつの間にか消えていて、それと同時に心が暖かくなったような気がした。
そして今夜、俺らは激しく愛し合う。
作者から
今回は「志麻センの嫉妬」というタイトルで、
お互いに嫉妬し合うというお話でした!
嫉妬深いのっていいですよね…。
上手く表現できていましたでしょうか…?
作者は(市内じゃないけど一応)京都府の人間なので、センラさんの京都弁が意外と書きやすいです。
逆に志麻くんわかんない!
高知一回行ったことあるけどわかんない!
拙い文ですが読んで頂きありがとうございました!!
次回はお風呂シーンに突入です。
えちえちなシーンがあるかも…?!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!