無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第10話

8話 Side:Y.
人に好きだと言ってもらうのには慣れているはずだった。



幼い頃から周囲に好かれるように仮面を被って生きてきた。

皆にほどよく愛されるように,『異端者』にはならないように。


そんな中途半端ではっきりしない性格のせいか

勝手に僕の愛を期待して,僕にその気持ちがないと知ると

途端に手のひらを返して…

そして,僕を貶めて。

そんな人達が腐るほどはびこっていたから。
いつだって,本当に欲しい愛は手に入れられないものだと思ってた。

心の底から本当に好きなひとには出会えなかったし,

僕を本当に好いてくれるひとはいなかった。

…けれど。



初めて欲しいと思えた。

初めて大事にしようと思った。



初めて僕が,好きになれた。
最初で最期の大切なひとだと心の底から感じた。

絶対に離しちゃだめだと思った。

傷つけちゃいけないと思った。

愛してあげなきゃ,守ってあげなきゃ,

僕が何もかもやってあげなきゃだめなんだって。






きみの「好き」がどんな気持ちからであれ,


僕には愛の囁きに聴こえた。


それならば僕は,


君のことを__________。
ゆきむら。
ちゃんと,"みて","あいして"あげなくちゃ。
いつまでも,君のためだけに生きてあげるから____ね??