テヒョンside
今日はあなたの様子がおかしい
なんだか体調が悪そうだ
ミュージックバンクの収録の間もずっとあなたを目で追ってしまう
"好き"
ただその感情だけが溢れ出す
BTSのパフォーマンスをし、ぼーっとしてるとあっという間に収録が終わっていた
楽屋に戻ろうとメンバーと歩き出す
すると
バタッ
嫌な予感がし、音がした方を見る
そこには倒れているあなたがいた
頭が真っ白になった
しかし体が勝手にあなたの方へ動き出した
倒れたあなたを抱き寄せる
まだ意識はあるらしく俺の名前を呼ぶ
久しぶりに聞いた俺を呼ぶ声は、か細く、今にも消え入りそうだった
見ないうちに少し痩せた気がする
あなたは涙を流し意識を手放した
テヒョンはあなたをお姫様抱っこし、医務室まで運んだ
テヒョンはあなたをベットに寝かせる
するとあとからジフンがやってきた
その言葉にテヒョンは足を止める
ガチャッ
その言葉から逃げるようにしてテヒョンは医務室から出ていった
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BTS楽屋
ガチャッ
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BTSハウス
あとのメンバーはそれぞれ部屋へ戻った
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テヒョン&ジミンside
※テテとジミンはルームメイトです。
テヒョンは部屋に入るとすぐベットに座り、深いため息をついた。
いくら声をかけても、返事もせずただ俯くだけのテヒョン
ジミンは俯いたままのテヒョンの顔を覗く
するとテヒョンの瞳からは一筋の涙が流れていた
'
そう言うと糸が切れたかのように涙が溢れ出した
ジミンはそっとテヒョンを抱きしめた
ジミンは安心させるようにテヒョンに微笑みかけた
ジミン、ほんとにありがとう。
あなたは俺のこと嫌いかもしれない
でも絶対、諦めたくない。
もう、逃げたくない。
だからもう1度ちゃんとあなたと向き合うから
今度は自分に素直になるから
あなたに嘘偽りない本当の気持ちを伝える最後のチャンスをください。
(。-ω-。)----------キリトリ線----------(。-ω-。)
作者どす。
ジミン優しすぎかて笑。
いよいよラストが近づいてきましたー。
是非最後まで読んでくださると嬉しいです!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。