テヒョンside
明日は、ついにホワイトデーだ。
そして僕は今ジミンとあなたへのバレンタインのお返しを買いにショッピングモールへやってきた
ー服屋ー
ーアクセサリー屋ー
ー帰宅ー
ーLINEー
ー終了ー
あなたside
テヒョンから突然LINEが来た
仕事の内容を聞かれた時点で期待をしてしまう
だから絶対に会いたいという言葉で期待が確信へと変わった
分かっていながらも何故か理由を問う
案の定テヒョンは普段感情の読み取りずらいLINEですらも動揺を隠せていなかった
それでも逢いに来てくれるというテヒョンの言葉に勝手にウキウキしながら彼とのLINEは終わった
実は3月に入りホワイトデーが近づく度ソワソワしていた
バレンタインが近づくと男の子がソワソワしているところをよく見かけたが
ホワイトデーが近づくと女の子がソワソワしているところをよく見かけた
バレンタインを思い出すと確かにテヒョンもソワソワしていたかもしれない
そして私も今凄くソワソワしている
アイドルもモデルも普通の人と変わらないところをみると少し嬉しくも思う
想像して、期待して、ソワソワするなんてことはテヒョンと付き合う前は絶対になかったことだ
そんな小さな幸せを噛み締めながらあなたは眠りについた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!