お店から出たあなたはBTSハウスに向かって走り出した
あかり、ありがとう。
テヒョンに拒絶されてから今まで、これ以上嫌われるのが怖くてずっと逃げてた。
でもそんなんじゃずっとこの関係は変わらない。
今、動かなきゃ変わらない。
たとえこの恋が叶わなくても、拒絶されても、本当の気持ちをテヒョンに伝えたい。
私を変えてくれたのはテヒョンで、テヒョンは暗闇にいた私を孤独で冷酷な私を光り輝く世界に連れてきてくれた。
いつだって私を助けてくれたのは、守ってくれたのは
テヒョンだ。
ポタッポタッ
ザーーー
走っている間に雨が降り始める。
まるで空が泣いているようだった。
どんなに傷だらけになっても
この足は止まれはしない
どうせ、君しか愛せないから
たとえ届かなくても
"運命に嫌われても"
涙か雨かもう分からない
それでもあなたは走り続けた。
ーーーーーーーーーー
BTSハウスにたどり着いた
もう、服も髪もびしょ濡れだ。
でもそんなことはどうでもよかった。
早く君にこの気持ち伝えたい。
震える手でインターホンを押す
ピンポーン
ガチャッ
玄関を開けたのは
'
テヒョンだった。
雨と一緒にまた涙が溢れ出す
玄関の中に入る
'
そうジミンにいうとテヒョンはあなたの髪を軽くふく
トコトコとテヒョンの後について行くと
ーーーーーーーーーー
お風呂から上がり、服を着る。
テヒョンの服は大きくて、あなたが着るとダボッとしてしまう
それだけなのに、ドキッとしてしまった。
リビングに向かうとすごくいい匂いがした。
テーブルの上には美味しそうな料理が用意されていた。
いただきまーーす
ジンが作ったらしい夜ご飯はごま油がいい風味を出していてとても美味しかった。
ごちそうさまーー!
あなたは頭の中をぐるぐるさせながらテヒョンの後を付いて行った
(。-ω-。)----------キリトリ線----------(。-ω-。)
作者どす。
途中RUNの歌詞が入っているの気づきました?笑
私が好きな曲で、この作品にも少しあっている気がしたので入れてみました!
どーでしょーか?!笑
是非、RUNを聴きながらこの作品を読んでみてください。
きっと泣きます笑。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。