第120話

119.探しに行く
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2021/10/14 14:00
白羽 あなた
ごめんね、散らかってて
場地 圭介
散らかってるか?
松野 千冬
すげぇ久しぶりにあなたの部屋来た…
羽宮 一虎
あなたの匂いやば、布団寝転んでいい?
白羽 あなた
駄目です、ほら、早く話そ
羽宮 一虎
…うん
引かれるかもしれない
嫌われるかもしれない
だけど、いつかは話そうと思ってたことだ
……言うしか、無い
白羽 あなた
……出会いは最悪
白羽 あなた
一虎の上に私が落ちてきたの
松野 千冬
え…?
白羽 あなた
その時両親怒っててさ
白羽 あなた
怒りの矛先が私に向かって大喧嘩
白羽 あなた
3階から下に落とされたの
場地 圭介
んだよソイツ!!最低じゃねぇか!!
羽宮 一虎
あなたが落ちてきた時はくっそビビったわ
羽宮 一虎
軽すぎるし何より空から降ってきたと思ったし
羽宮 一虎
最初は天使だと思った
白羽 あなた
私が落ちてきた後直ぐに安全な場所に連れて来てくれたのは本当に神だった
羽宮 一虎
ボロボロだったし上からガラスとか落ちてきたしな
松野 千冬
……大変だったんだな、あなたも、一虎くんも
白羽 あなた
まぁね…一虎の家も私と同じ感じだった
羽宮 一虎
俺は窓から落とされるとかはねぇけどな
白羽 あなた
放置子だよね、確か
羽宮 一虎
うん
場地 圭介
お前ら良く今まで生きてこれたな
白羽 あなた
……一虎が居たから
羽宮 一虎
俺も、あなたが居たから
白羽 あなた
で、たまに私達の持ってるお金集めてコンビニに食べ物買いに行ってたよね
羽宮 一虎
あー、懐かしいな、10円の飴……
松野 千冬
10円の飴?
白羽 あなた
うん、コンビニに売ってたよね
羽宮 一虎
あれ美味しかったな……今は食べてねぇけど
場地 圭介
…なぁ、あなたって引っ越したんだろ?一虎は大丈夫だったのかよ
羽宮 一虎
…俺、あなたが引っ越す前に約束したんだよな

























白羽 あなた
…ね、一虎
羽宮 一虎
ん?
白羽 あなた
私引っ越すらしい
羽宮 一虎
……え?嘘だ、ろ…ッ…?
白羽 あなた
両親離婚したんだ、私お父さんの方について行くの
羽宮 一虎
ッッ!!
白羽 あなた
…ごめん、ね
羽宮 一虎
……じゃあ、俺も引っ越すよ
白羽 あなた
え?
羽宮 一虎
引っ越しっていうか、家出
白羽 あなた
え、えぇ!?無理だよ、そんなの!お金とか家とか無いでしょ!?
羽宮 一虎
そこは盗めばいける
白羽 あなた
…まぁ、一虎が言うなら大丈夫なんだろうけど…
羽宮 一虎
……なぁ、あなた
白羽 あなた
うん?
羽宮 一虎
俺、家出したらあなたのこと探しに行く
白羽 あなた
……本当?
羽宮 一虎
うん、どうせお父さん新しい家教えてくれないんだろ?
白羽 あなた
うん…
羽宮 一虎
俺が絶対に見つける
羽宮 一虎
それであなたと一緒に逃げようぜ?
白羽 あなた
……う、うん!
羽宮 一虎
本当は今逃げたいけどなぁ…金ねぇし
白羽 あなた
私も、1000円も無い
羽宮 一虎
…俺、絶対にあなたのこと見つけるからな
白羽 あなた
……うん
羽宮 一虎
俺があなたのこと見つけるまで__
































こんばんは


作者です


切るところわかんなくて凄く長くなりました


疲れました←


中途半端でごめんなさい(大声)


それじゃ、ばいゆー








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