今ではあなたも東卍入ってるらしいじゃん、俺らと一緒に六本木仕切ればよかったのに
六本木仕切ってるとか怖いじゃん…それに、千冬が私のこと東卍に誘ってきたんだし
俺らは松野千冬には勝てないってことかぁ…
……まぁね
千冬、今なにしてるかな
姫羅ちゃんと居るのかな
……辛い
ピンポーン
あなた、誰か来たけど
…!ちょっと見てくる!
……千冬かな
ガチャ
…圭介!?
…おー
目を合わさずに圭介が返事をする
…圭介をあの2人に会わせたくない
また面倒なことになりそう…
ご、ごめん、ちょっと外行こ
…?あぁ
少し圭介を押して玄関のドアを閉める
ふぅ…それで、どうしたの?
…いや、その…
……?
なんか圭介の顔赤いような…
……も、無理
え?…って、うわっ!?
そう言って圭介が私の方に倒れてきた
圭介!?大丈夫!?
……悪ぃ…なんか暑くてよ…
暑い…?もしかして、風邪ひいた?
…わかんねぇ……なんか昼からすげー暑い……
…ど、どうしよう…とりあえず、家に入れなきゃ…
NEXT.
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。