第128話

127.弱虫モード
2,338
2021/10/16 19:00
白羽 あなた
ん〜……
羽宮 一虎
あ゛ー…あなた暖かい…子供体温サイコー……
一虎も暖かいけどね
白羽 あなた
はぁ…落ち着く……
一虎って暖かいし、大きいから抱き締めてくれた時一虎の体の中にスッポリ入れるし
私からしたら最高の空間
羽宮 一虎
てかこれやべぇだろ、千冬にバレたら…
???
俺にバレたら、なんですか?
その声に背筋が凍る
あーあ、まためんどくさいことになりそう
松野 千冬
あなた?一虎くん?なにしてるんですか?
羽宮 一虎
…あー、千冬じゃん、見ての通りあなたのこと抱き締めてる
一虎、冷や汗ヤバいよ
松野 千冬
俺の彼女なんですけど?なにしてるんですか?
いや
姫野ちゃんにあの距離を許してる千冬がなにしてるんですか???
白羽 あなた
…千冬、今日の朝姫野ちゃんが千冬の腕に抱きついてたよね
松野 千冬
…あ、あれは姫野が勝手に……
白羽 あなた
それを拒否しなくなった千冬にも責任があるんじゃないかな
松野 千冬
……
白羽 あなた
…千冬、私もう嫌だよ
白羽 あなた
また前みたいにずっと泣くのも嫌
白羽 あなた
また前みたいに誰かに頼るのは嫌
白羽 あなた
また前みたいに遠慮するのは嫌
白羽 あなた
どうすればいいの?私は
松野 千冬
……あなた
あーあ
泣きそう
ダメだって
ここで泣いたら気まづいだけ
羽宮 一虎
あ、そろそろあなた泣き虫モード入るんで俺ら帰るな
松野 千冬
え?
白羽 あなた
え?
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