神山side
流星がいないと 、俺は何も出来ない 。
そんなん 、昔から分かってることや 。
いつも当たり前にしてたことが 、
意味のないように思えてしまう 。
空虚 、虚無感に心の内を占められる 。
思い切ってLINEしてみよう 。
女の子達と遊んでるかもわからん 、
俺はもう 、何も言える立場じゃないけど 。
そうやったら 、辛いけど 。
LINE内
既読つくんはやっ 、!
嬉しい 、ただそう思った 。
もう元に戻らんかもしらんけど 、
すぐにでも心の空白を埋めたい 。
会う約束を取り付けた 。
1時間後に俺ん家に来い 、そう言った 。
🚪ピーンポーン
ちょ 、流星早ない 、?
まだ30分も経ってへん 。
俺しか考えられへんなら 、何で 、
あんなこと ‥ 。
そう言いながら押し倒される 。
ほら 、こういうことに慣れているのだ 。
俺な 、完璧許したわけとちゃうねん 。
流星のことは 、まぁもちろん好きやけど 。
彼の肩を押して転がる 。
そして 、彼の上に跨り顔を眺める 。
なぁ流星 、
華奢な割についてる腕のこの筋肉 。
好きやったよね 、?
これに押さえつけられんのはどう 、悔しいか 、?笑
天井と俺が見えてるだろう 。
元バリタチやで 、?
実は 、こーゆーの慣れてる 。
腕を一つにまとめ 、キスをする 。
目を潤ませて強請る様にするのが好きなら 、
それで抱いてやる 。
流星は 、少し俺を睨みつけながら 、
赤い顔で呟いた 。
今度からは俺が上だ 。
彼が浮気しようと気にしない 。
俺に溺れさせて 、逃げ道などつくらない 。
浮気したくても出来ないでしょ 、?
こんなに気持ちいいと 、
そもそもしたくならないよね 、笑
LINE
G.O.Dがグループに招待しました
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流星が乗りながら 、自分で動いてくれている 。
催淫剤1個でこんななるかって位涎垂らして 、
はぁはぁ言いながら腰を動かしてくる 。
終わったあと 、俺用のディルド買いたい 、
なんて言ってくる 。
此奴 、救いようのない淫乱やな 。
立場逆転end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。