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2021/06/03

第2話

Ugly Dance
ガシャンッ!!!







女の子
ママぁ〜〜!!!!

アパートで火事があった。

今日も、俺は市民を守る。



ヒョジンが、1階で怪しい人物を見たらしい。
放火かもしれない。


俺は住人の避難のため、各階を回った。



15階に、女の子が取り残されており、泣き叫んでいた。
J-US
J-US
もう大丈夫だ。安心して。
女の子
ママぁ〜〜!!!!
J-US
J-US
ママもいるの?
J-US
J-US
ママも連れてくるよ。待っててね。
寝室と思われる部屋のドアを開ける。
J-US
J-US
…!!


長い髪を振り乱すようにして、床に倒れこんでいる女性がいた。

真っ赤な水溜まりを作って…。


そして、その部屋の窓の前に、「そいつ」はいた。



J-US
J-US
…え?



「そいつ」は、俺だ。

真っ黒なローブ姿の、俺がいた。

その首には、バーコードの様なものが付いている。

J-US
J-US
お前…誰だ
呼びかけには、答えない。
J-US
J-US
女性から離れろ!!


少しの静寂の後、男が口を開く。

俺と全く同じ声で
J-US…?
もう、死んでいる。

そう言った。
J-US
J-US
…くそっ!
直ぐに戦闘態勢に入る。
J-US…?
やめておけ。俺とお前は、同じだ。互角の戦いに、終わりは無い。
J-US…?
俺とやり合っても、勝負はつかないだろう。
J-US
J-US
何言ってやがる!!
回し蹴りを繰り出すが、男はそれを避ける。
J-US…?
また会おう。俺と同じ俺。
男は、窓を拳で破り、そのまま外に逃げて行った。


何故か、胸騒ぎがした。

俺は、女の子を残して、窓から外に出てしまった。

J-US
J-US
待て!!!









まだ来ないのか。
ヒョジン
ヒョジン
あいつ…何してるんだ?
レーザーを使いながら、各階に人がいないから見て回る。

15階に、反応があった。

ヒョジン
ヒョジン
やばい!火が強い…!
早く、助けなくては…。
J-US…?
助けられるかな?





声が、凄く近くで聞こえた気がした。



ヒョジン
ヒョジン
誰だっ!!
振り向くと、マンションの通路の窓の外。

黒いローブに身を包んだスンジュンが、頭から真っ逆さまに落ちていった。


ヒョジン
ヒョジン
…!!
身を乗り出すように、窓の外を見る。
が、誰もいない。


J-US
J-US
待て!!!
スンジュンの声がして、彼が15階の部屋から飛び出した。

ヒョジン
ヒョジン
あのバカ…!!
急いで人のいる部屋に入る。

ヒョジン
ヒョジン
良かった…!もう大丈夫だよ。
泣き叫ぶ女の子を抱えて、外に出る。

外には人集りが出来ている。

ヒョジン
ヒョジン
リーダー!!これで全員です!!!
警察本部 部隊リーダー
了解。
火消し作業だ!特殊部隊は放火犯を探せ!
全員が動き出す。

ヒョジン
ヒョジン
良かった…もう大丈夫だよ。
良くやった!!

ヒョジンさん!!

ありがとう!!


周辺住民の拍手に包まれながら、抱き抱えていた女の子を解放する。

女の子
ま、、は?
ヒョジン
ヒョジン
ん?
女の子
ママは…?
ヒョジン
ヒョジン
ママ…?

レーダーでは、残っているのはこの女の子だけだった。

まさか、既に部屋で亡くなっていた…?

ヒョジン
ヒョジン
スンジュン…!
あいつ…女の子も亡くなった母親も置いて…。
ヒョジン
ヒョジン
何やってやがる…!


スンジュンを探して、走り出す。






J-US
J-US
くそっ…見失った…。
あいつは、何だったのだろう。

なぜ、俺と同じ姿、声、

首のバーコードを見るに…。
J-US
J-US
アンドロイドで間違いないな…。
ロボットと人間の共生が進むこの国では、働くアンドロイドが町中に溢れている。

最近では、介護や幼稚園の現場などでも、人間そっくりなアンドロイドが活躍している。

しかし、アンドロイドを作る時に、気を付けなくてはならないことがある。


それは、存在する人間と同じ容姿で作ってはいけないこと。

アンドロイドが暴走した時、冤罪で捕まる人間がいたため、この法律が作られた。


しかし、先程のアンドロイドは、完璧に自分と瓜二つだった。

J-US
J-US
犯罪者に利用でもされるのか?まさか俺が…。


ニュースです。

本日13時ごろ、A地区高層マンションにて、放火事件が発生。マンションは1階から18階までが全焼。

警察の調べによると…




空中に映し出されたビジョンで、ニュース速報が入る。

技術の進歩とはすごいもので、ビルの屋上からモニターを映し、空中で大型ビジョンとしてニュースが流れるのだ。

どうやって空中に映しているのか…。
発明した人は天才だろう。

J-US
J-US
…やべ、女の子と母親…。
今になって思い出す。
やってしまった。

もう間に合わない。ヒョジンがどうにかしてくれてるだろう。任せよう。

そう思っていた。




たった今、マンションに放火した犯人の画像が届きました。




ONFシティでは、円形の小型ドローンが飛行しており、犯罪は瞬時に見つかる。

良かった。犯人が見つかったらしい。
J-US
J-US
ま、悪は滅びる運命に…
こちらが、犯人の画像です。



J-US
J-US
マジかよ…。
そこに映っていたのは、先程の男…

すなわち、黒いローブを羽織った
J-US
J-US
俺じゃん…。



宙を走る車が数台、俺の周りに停車する。
警察本部 部隊リーダー
イ・スンジュン。署に来てもらう。…わかってるな?
ヒョジン
ヒョジン
待ってください!スンジュンは…。


マジかよ…俺…


クビ??