健二郎side
んん……………そろそろねーへんと、
眠すぎてしんどいわ。
ここはやっぱりソファーで寝るべきか。
ガチャッ え??
おばけかと思った。心臓に悪いわほんま。
なに言っとるねんこいつ。
どう飲ませればええねん。誘ってんのか。
寝ぼけてんのか??龍友と間違えてんのか??
そんなこと言うたらあかんて…/////
あぁもう!!調子狂う……………。
我慢や、我慢!!
子供のような幼い瞳で、俺を見つめてくる。
もう、どうにでもなってしまえ!!
プチッ…………………………俺の中の理性が
切れた瞬間だった。あーあ、俺は最低人間や。
俺は緊張で乾いた口内を癒すため
少し水を飲んでから、口に水を含み
あなたへと近づいた。
いや、ここでブレーキかけへんとやばい…。
止まれ、俺!!!!!!!!!!
ほらやっぱり、龍友やと思ってたんや。
期待させんなや。もう。
俺の理性は、1回切れて、
ギリギリなラインで蘇生しました。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!