第34話

story_30
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2019/04/21 10:30




















健二郎side


俺の家に着いた
あなた

おじゃましま…

山下健二郎
山下健二郎
あなた………。((ギュッ

俺は無意識に、あなたを抱きしめていた。
あなた

!?!?

山下健二郎
山下健二郎
無理すんな、泣いていいから。
俺の胸、貸したるから………。
あなた

……………グスッ…。 ゚( `>ω< )

山下健二郎
山下健二郎
……………。
しんどかったら、いつでも
俺のとこおいで…。
さっきの話、聞いてたと思う。
俺は…あなたのこと大好きやから。
たとえ、龍友がおったとしても、
赤ちゃんがおるとしても………
諦めきれんのや………。
山下健二郎
山下健二郎
こんな俺でよかったら…
仲良くしてください…。
って、え??

なんやねん、あなた寝てるやんけ。


勇気出して言って損した気分やわ。‪


泣き疲れて寝るとかもう………。


よう頑張って我慢したな。


俺はそっとあなたを包み込むように


優しく優しく抱きしめた。


このまま俺のものにしたい。


けど、あなたには龍友しかおらん。


龍友にはあなたしかおらんのや。


そっとあなたを持ち上げて、


俺の寝室まで運んだ。


俗に言う、お姫様抱っこって言うやつや。


だめやぞ、我慢やぞ俺。


ベットに運んだあと、


俺はリビングに戻ろうとすると…


あなた

んん………健ちゃん………😊

山下健二郎
山下健二郎
っ………/////
寝言でもそんなこと言うなっ!!/////






















――どうやら、「あなた」という沼から
抜け出せそうにないな。――

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