龍友side
その判断、間違ってる…か。
そんなんしってる。けど、
あなたには、隼がお似合いや…。
いつから人に流されるような
性格になったんやろな、僕。
親父に何回も何回も、自分の意見を
貫き通せって言われたのに。
あなたのことだって…大好きやのに。
亜嵐くんとの電話が切れた。
亜嵐くんが教えたんかな。
あぁ、こんなことほんまやったらいいたないわ。
僕は正直じゃないな…。好きって言いたいのに。
こんなんやから隼に言われんねん。
だめやな、ほんまに。
けど……………こういうことは
あなたに限るけどな。
大好きや。もう一生、手放さんで。
結局会社でシた後、僕の家でもシました。
僕の変態度は増すばかり。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!