私は一度、病院に行ってみることにした
病院に行って、ただの貧血ですって
言われるならそれはそれでいい
だけどもし変な病気とかだったら...
亜嵐くんの言う通り、病院には行こうと思う
今はまだ外に出るのが怖いから
一週間後くらいに予約入れよっかな
それから私はベッドで横になっていたら
あっという間に日が沈んで暗くなっていた
しかも雨降ってるし
外に干していた服とタオルの存在を忘れていた
私は急いで取りに行ったけどアウトだった笑
もう一回やり直し
明日でもいっかって思ったけど
臭いがついちゃうかもしれないから
また再び洗濯機を回した
心で思ってたことが思わず口に出ちゃったけど
天気予報では雨って言ってたしな...笑
それから30分くらい経って
洗濯機の終了の音が鳴った
部屋に干すのはキツいけど
シワも伸ばして綺麗に干した
私はお風呂のお湯のスイッチを押して
冷蔵庫から夕飯の材料を取り出した
今夜は簡単なカレーでいっかな
私はカレーにお肉はいれない派
人参 玉ねぎ じゃがいも くれくらいかな
あとローリエを入れたりもする
するとここで携帯の通知音が鳴った
涼太くんからメッセージが届いていた
私は恋人でもない人からの
仕事終わったよーの報告がとてつもなく嬉しかった
よし!カレーたくさん作らなきゃ!
私は気合いを入れてカレーを作った
ねぇ、もしかして
私って涼太くんに恋してるのかな?
ふいにこんな事が浮かんできた
まだ会って少ししか経ってないのに
こんなに距離を縮められて
涼太くんも私のことをよく知ってくれて
私は涼太くんのことが好き?
好きだとしても
この恋は叶わないものなの?
そんなことを思っていたら
少しだけ心が痛くなってきた
恋煩い的な?笑
そんな一人言を呟いて
私はコップとお皿の用意をした
ピコンッ 涼太くんからのメッセージ
ワクワク...涼太がまた家に来てくれて
龍友くんにも会えるなんて...💓最高💓
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!