私はそのあと思い出し笑いしながらも
お風呂に入って、歯を磨いてベッドに入った
少しスマホをいじりながら
ピコンッ 涼太くんからのメッセージが来た
こんな少しのやりとりだって
私はすごく幸せを感じてる
今日も良太くんの夢見れるかな?
そんなことを思って気付いたら眠ってた
ピピピピピッ ピピピピピッ ピピピピピッ
一応目覚ましはセットしてるの笑
でもバイトはしばらくお休みだから
8:30くらいに起きるようにしてる
本当に夢の中に涼太くんが出てきた
ふたりで笑いあってる
ここじゃない場所なんだけど
涼太くんも私もすごく幸せそうなの
あっそうだ
この機会に病院に行こうかな
亜嵐くんも心配してくれてたし
何にもなければそれはそれでいいし
私は病院に行くことに決めた
早速ベッドから起きて
顔を洗って歯を磨いて病院に電話をかけた
10:30までに来てください そう言われた
髪の毛は軽く止めて
服も楽な格好で
そんな準備をしてたら10:00になってた
車の免許を持っていないから
自転車か歩き方のどっちかなんだよなぁ
30分くらい歩けるか!
私は涼太くんを心配させたくなかったから
連絡をせずに家を出た
きっと涼太くんは今頃仕事してると思うからさ
そして私は病院に向かった
はぁ、疲れた
靴で歩いてるけど意外に足が痛い笑
こりゃ運動不足だな笑
最近太ってきちゃったし笑
この際ダイエットのつもりでね笑
自動ドアが開いた
意外にびっくりした笑
私は一番奥の空いてる席に座った
一応病院ってこともあるし
マスクをしていった
わざわざ来てくれた
あっこんな奥の席に座ってしまった笑
それから待つこと15分
名前を呼ばれた
コンコンコンッ
検査か、どこか悪かったらやだな
そんな思いで病室を出た
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!