第4話

STORY 4
991
2021/03/06 09:44
ピピピピピピピピッ また目覚ましが鳴った
でも今日は違う、一発で起きれた
昨日のことが夢みたいで
昨日のことを夢見たみたいで
今日も夢みたいで ん?まぁいいやw
桜木あなた
桜木あなた
ん~...はっ!!
カーテンに差し込む光が眩しくて
いつもは起きるけど、今でも心臓が飛び出しそうで、苦しくて起きた感じ笑
桜木あなた
桜木あなた
ヤバイヤバイッ!!
隣の部屋に涼太くんがいるんだよ?!?!
小声より大きくて、大声より小さい声で
私はなぜか分からないけど
急いで洗面所に向かった
桜木あなた
桜木あなた
ん??なんで慌ててんの、私ww
まぁいいやって思って
いつも通りのルーティーンで支度をする
今日もコンビニでバイトだから
この事を親友の奈々に伝えていいのか、
その前に言っていいのかを涼太くんに聞くのか
そんなことを思ってると
プルプルプルプルプルプルッ
携帯の着信音が鳴った
桜木あなた
桜木あなた
ん??誰だ??
桜木あなた
桜木あなた
え!!!!!来た...?!?!?!電話?!?!
そう、昨日連絡先を交換した涼太くんからさっそくモーニングコールが届いた
私は電話に出る前に軽く咳払いをして
震える手でスライドさせた
桜木あなた
桜木あなた
...もしもし(ドキドキ)
片寄涼太
片寄涼太
あっもしもーしおはよう~
桜木あなた
桜木あなた
...おはようございます!!!
片寄涼太
片寄涼太
昨日はごめんね、手、大丈夫?
え?まだ心配してくれてたんだ...感動
桜木あなた
桜木あなた
涼太くん、まだ私の手のこと
心配してくれてたんですか?
片寄涼太
片寄涼太
何言ってるんの、当たり前やん
昨日俺のせいで怪我させちゃったわけだし...
片寄涼太
片寄涼太
手当てもできずに帰っちゃったからさ...
桜木あなた
桜木あなた
そんなに落ち込まないでくださいっ
私は本当に大丈夫ですよ?😊
私は電話越しに笑みを浮かべた
片寄涼太
片寄涼太
ほんとに?
桜木あなた
桜木あなた
はい!ほんとです!
片寄涼太
片寄涼太
それなら良かった😊
桜木あなた
桜木あなた
涼太くん今日お仕事ですか~?
片寄涼太
片寄涼太
そうだよ~
片寄涼太
片寄涼太
あなたちゃんも?
桜木あなた
桜木あなた
はい!ここから歩いて15分くらいのところにコンビニがあって、そこでバイトしてます!!
片寄涼太
片寄涼太
そうなんだね~
桜木あなた
桜木あなた
もう昨日から今日もずうーーーーっとドキドキしてるんですよ?どうしてくれるんですかw
片寄涼太
片寄涼太
え?😂
桜木あなた
桜木あなた
だってだってっ!
大好きな涼太くんがいきなり私の前に現れちゃって、家も隣で、電話番号までですよ?!?!
片寄涼太
片寄涼太
wwwww 
桜木あなた
桜木あなた
そんな笑います??笑
片寄涼太
片寄涼太
いやあなたちゃんがなんか可愛いから笑
桜木あなた
桜木あなた
可愛いって笑
それもまたファンサービスですか~???笑
片寄涼太
片寄涼太
ご自分でお考えください笑
桜木あなた
桜木あなた
うわぁ~笑いじわる~笑
片寄涼太
片寄涼太
wwwww 
片寄涼太
片寄涼太
てかあなたちゃん時間平気なの?
桜木あなた
桜木あなた
え?あっ!やばいっ!!!
涼太くんと電話してたら20分もの時間が過ぎていることを忘れていた。
本当に時間が経つのが早すぎる。もう!!
片寄涼太
片寄涼太
間に合いそう?
桜木あなた
桜木あなた
走っていけば間に合うと思います...!!
片寄涼太
片寄涼太
大丈夫?笑
桜木あなた
桜木あなた
全力疾走するのには慣れてるので笑
片寄涼太
片寄涼太
そっかそっか笑
俺も準備しないといけないから一回切るねっ笑
桜木あなた
桜木あなた
あっはい!それじゃまた!
片寄涼太
片寄涼太
は~い
そして一度、お互い電話を切り終わったあとに
一方はメイクをしたり
一方は着替えをして鏡チェックをしたり
そんなこんなで約5分後、
玄関を開けた
ガチャンッ! ガチャンッ!
桜木あなた
桜木あなた
あっ笑
片寄涼太
片寄涼太
あっ笑
同時に出てきて、同時に同じ言葉を発した
片寄涼太
片寄涼太
同時だったね笑
桜木あなた
桜木あなた
はいwそうですね笑
片寄涼太
片寄涼太
鍵閉めた??笑
桜木あなた
桜木あなた
おっと、危なっ笑
片寄涼太
片寄涼太
気をつけなさい笑
桜木あなた
桜木あなた
はいっ笑
そして私は玄関の鍵を閉めて、
涼太くんにも同じ言葉をかけた
桜木あなた
桜木あなた
鍵閉めました?笑
片寄涼太
片寄涼太
閉めたに決まってんじゃ~ん笑、あ、笑
桜木あなた
桜木あなた
気をつけなさい笑
片寄涼太
片寄涼太
はいっ笑
桜木あなた
桜木あなた
wwwww 
片寄涼太
片寄涼太
一緒に行こっ
桜木あなた
桜木あなた
え??
今思えば、エレベーターも方向も同じだから一緒に行こうと言うのは不自然じゃないけど、この時はずっとドキドキしてたから、少しテンパってた。
片寄涼太
片寄涼太
一緒に行くでしょ?笑
方向おんなじなんだもんw
桜木あなた
桜木あなた
あっそうですね笑
行きましょっ!笑
片寄涼太
片寄涼太
ねっ😊
そして私たちはエレベーターに乗った
片寄涼太
片寄涼太
今日はいつもよりちょっと寒いねっ
桜木あなた
桜木あなた
そうですね😥
片寄涼太
片寄涼太
寒いの嫌い?
桜木あなた
桜木あなた
なんとも言えないです笑
すると少し間を置いて、私の首元に何かが触れた
桜木あなた
桜木あなた
?????
片寄涼太
片寄涼太
俺、事務所にもう一個置いてあるならあなたちゃんこれ巻いて行きなっ👍
桜木あなた
桜木あなた
いいんですかっ?でも...
片寄涼太
片寄涼太
いいのいいの笑
寒いから風邪引かないようにね😉
桜木あなた
桜木あなた
あっありがとうございます!!!
少し照れながらもお互いは微笑みあった
さっきまで自分の首に巻いていたマフラーを私に巻いてくれるなんて、もう惚れますよ?いや惚れてるんだけど、惚れますよ?笑
片寄涼太
片寄涼太
どうかした?笑
桜木あなた
桜木あなた
あっいえ!笑
危ない笑
心の声が漏れるところだった笑
片寄涼太
片寄涼太
じゃあ俺こっちだから行くね
桜木あなた
桜木あなた
はい!...お仕事がんばってください😊
片寄涼太
片寄涼太
ありがとう😊
あなたちゃんも!じゃあねっ!
桜木あなた
桜木あなた
はい!またっ!!
涼太くんは仕事場へ
そして私はコンビニへと向かった
桜木あなた
桜木あなた
ふふっ...涼太くんの匂いがする...笑
桜木あなた
桜木あなた
なに言ってんだ私...笑
桜木あなた
桜木あなた
とりあえず行こ行こっ
そんなひとりごとを何個も呟きながら
私は気分ルンルンでコンビニへ...笑

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