第58話

STORY 57
552
2021/04/10 12:55
その頃、涼太は亜嵐を待っていた
亜嵐も仕事が休みだったため、急遽来てくれることに
コンコンコンッ 扉が開いた
白濱亜嵐
白濱亜嵐
おっ涼太
片寄涼太
片寄涼太
どうもっ
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あなたちゃんもう行ったんだね
片寄涼太
片寄涼太
そう😅
白濱亜嵐
白濱亜嵐
絶対に大丈夫だから
片寄涼太
片寄涼太
はい、信じています
白濱亜嵐
白濱亜嵐
どのくらいかかるって言ってた?
片寄涼太
片寄涼太
三時間から四時間くらいって
白濱亜嵐
白濱亜嵐
そんなに…
その時、誰かがこっちに向かってくる気がした
バタバタバタバタッ
走ってくる音が聞こえる
そして扉が開いた
片寄涼太
片寄涼太
あっ、奈々ちゃん…?
城野奈々
城野奈々
ちょっと!!
病室には奈々が来た
城野奈々
城野奈々
どうして!!!
片寄涼太
片寄涼太
えっ、えっと…
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あなたちゃんのお友達ですか?
城野奈々
城野奈々
そうですけど
城野奈々
城野奈々
あなたからメール来ました、今から手術だって
城野奈々
城野奈々
どうしてこんなことになるまで黙ってたんですか!!涼太さんから私に教えてくれたっていいじゃないですか!!!泣
奈々は泣きながら涼太に訴えた
城野奈々
城野奈々
どうして…!どうして!!!泣
片寄涼太
片寄涼太
ごめん…ね
城野奈々
城野奈々
あなたは助かるんですよね…?
片寄涼太
片寄涼太
完治するって
城野奈々
城野奈々
良かった…
奈々は力が抜けてその場にしゃがみこんだ
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あっ、大丈夫?
城野奈々
城野奈々
大丈夫なわけない、
白濱亜嵐
白濱亜嵐
そうだよね…
城野奈々
城野奈々
最近連絡取れないと思ってたらまさかこんなことになってるなんて
城野奈々
城野奈々
もうほんとあなたは、なんでいつもこうなるまで黙ってるんだよ…泣
白濱亜嵐
白濱亜嵐
とりあえず座りましょうよ
城野奈々
城野奈々
あっはい
亜嵐が奈々を椅子に誘導した
白濱亜嵐
白濱亜嵐
名前は奈々ちゃん?
城野奈々
城野奈々
そうです
白濱亜嵐
白濱亜嵐
俺が言うのもおかしいかもだけど、いくらあなたちゃんと奈々ちゃんが仲良くても、伝えられないことはきっとあると思う。今みたいに余計に心配かけちゃって、結局はこうなることもあなたちゃんは知ってたと思う。
城野奈々
城野奈々
どうして?
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あなたちゃんね、結構我慢強いの
城野奈々
城野奈々
それは私も知ってるけど…
白濱亜嵐
白濱亜嵐
一番先に俺に話してくれた
城野奈々
城野奈々
今のことを?
白濱亜嵐
白濱亜嵐
うん、でも秘密にしてって、他の人に迷惑かけたくないからって
城野奈々
城野奈々
でもそういうとこが…
白濱亜嵐
白濱亜嵐
今回のこと、あなたちゃんには怒らないで…っ
城野奈々
城野奈々
え?
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あなたちゃんも必死で我慢してた。付き合ってる涼太にも友達の奈々ちゃんにも、あなたちゃんのこと、心配なのはわかる。でもみんなが心配するよりももっとあなたちゃんは上にいってる。
城野奈々
城野奈々
…え、
白濱亜嵐
白濱亜嵐
どうかした?
城野奈々
城野奈々
えっまって、
片寄涼太
片寄涼太
どうした?
城野奈々
城野奈々
ええ、え、あなたと涼太さん付き合ってましたっけ?いや付き合ってるんですか?
片寄涼太
片寄涼太
あっ言ってなかったの?あなたちゃん
城野奈々
城野奈々
聞いてないし、初めてなんだけど…え?
城野奈々
城野奈々
、え?いつからですか?
片寄涼太
片寄涼太
一ヶ月半くらい前かな
城野奈々
城野奈々
くっそあなため、どうして教えてくれなかったんだ…全力で応援するし、めちゃくちゃ喜んだのに
城野奈々
城野奈々
付き合ったからにはあなたのこと泣かせないでください、そして全力で守ってください
片寄涼太
片寄涼太
あっうん
城野奈々
城野奈々
あっうんってなんですか、
片寄涼太
片寄涼太
え?
白濱亜嵐
白濱亜嵐
笑笑
城野奈々
城野奈々
はぁ
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あっごめん、笑っちゃいけないとこだよね😅
城野奈々
城野奈々
そうですよ???
白濱亜嵐
白濱亜嵐
はいっ、すいません笑
城野奈々
城野奈々
笑笑
片寄涼太
片寄涼太
笑笑
城野奈々
城野奈々
はぁもう、なんかすっきりしたけど、まだなんか残ってる
白濱亜嵐
白濱亜嵐
だからあなたちゃんの手術が終わるの三人で待ってよう
片寄涼太
片寄涼太
ねっ
城野奈々
城野奈々
はい

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