気付いたら朝になってた
昨日はなんかすごい幸せだったな~
でも私、今までキスしたことあったけ
元彼は私のことを遊び相手としか思ってなかったみたいだし
え、待って待って
とことは…?
なんだろ、話したいことって
もしかして別れるとか?いやなわけないよね
じゃあなんだ?うーん、結婚?なわけないわ笑
もう家に来てくれないとか?
えー、なんかやだ…
笑いながら涼太が私のもとに来た
涼太は私のほっぺをむぎゅむぎゅしてる
二人、笑いに包まれた
それから支度をして、家を出ることになった
そして涼太は仕事へ
あなたは涼太の家へ
ガチャンッ 私は涼太の家に入った
トコトコトコトコッ
トコトコトコトコッ
トコトコトコトコッ
私は色々な場所を回って掃除機を見つけた
そして涼太の部屋の掃除も完了した
なんか通りすがりの人に変な目でみられた笑
そりゃあ、でかい声でショッピングー!何て言ってるからか笑
会釈を交わした
ちょっと恥ずかしながらも私はお店に向かった
唐揚げのお肉とか、ポテトサラダ用のじゃがいも、キュウリ、にんじん、ハムを買った
涼太と一緒に食べようとアイスとお菓子も買った
そして帰ろうとしたその時
私の名前を呼ばれた
元彼と会ってしまった
私は近道をしようと裏を回った、だから会っちゃったのかも
ありえない、気持ち悪い、
私は電話を取り出した
そして番号を押そうと思った瞬間
携帯を床に落とされ、押してきた箕人に私は壁に背中を打ってしまった
それは絶対にダメ
涼太…涼太のこと応援してくれてるファンを減らしたくないし、涼太も傷つく、…
箕人が私に手をあげようとする
箕人は去っていった
怖かった…
私は荷物と落ちた携帯を拾って、急いで帰った
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。