急いで帰ってきた私は息切れで玄関に座り込んだ
なんとか呼吸を落ち着かせて買ったものを冷蔵庫まで運んだ
なんか嫌な予感がする
でも相談したら涼太に迷惑かかるかな…
こういう時って相談した方がいいよね
なんでも言ってねって言ってくれてたし
私は涼太が帰ってきたら相談することに決めた
それから時間が過ぎた
私も洗濯したり、掃除機かけたり、色々やって少しうとうとしたら、もう夕方五時だった
少々喋り口調は荒いけど、私は急いで料理に取りかかった
その間に涼太から連絡が来ていたことも知らずに
ガチャンッ 涼太が帰ってきた
荷物を置きながらキッチンへ来る涼太
先にシャワーを浴びたあなたは、料理に取りかかってる
数十分後
そして作った料理がテーブルに並んだ
今日のメニュー
ご飯 味噌汁 唐揚げ ポテトサラダ 漬物
それからご飯を食べ終わって、洗い物も済ませた
ん?
思い出した💡
あなたの手が少し奮えたのを涼太は気付いたみたいで、手を握ってくれた
私はその言葉に思わず涙が出た
涼太が私を抱きしめてくれた
私って本当に愛されてるんだな…
改めてそう感じた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。