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第5話

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2018/04/03 04:54
薫「何!?離してよ!総司?おかしいよ?」
総司は更に手に力を入れて私の腕を掴んで離さない。
薫「痛いよ。総司」

バンッ。
二人は空き教室にいた。
薫は黒板に壁ドンされていた。

薫「何?総司。おかしいよ?」

目の前に総司の顔がある。総司の目の中に私がいるのだ。
逃げたくても総司の大きな腕が邪魔をしてくる。

薫「やめてっ総司」

総司「やめない。」
総司の目は本気だった。
総司の体が私の体を包み込んでいる。

総司「俺、薫のこと幼馴染として見れなくなったんだ。」
薫「えっ?」
総司「俺、薫が好きだ。」

頭が真っ白になった。総司が私のことを好きだと⁉


薫「じょ冗談でしょ?もうほんとに嫌だー」
総司「違う。本気だ」

ないないないない。本気にしちゃ駄目だ私。

総司「これでも嘘だって思う?」

何?総司の顔が近づいてくる。
あれ?口に何かが当たってる。総司の顔が私の顔にくっついている。
えっまさか…これって

総司の顔が離れていった。

総司「オレは本気だから。」

総司は下を向いていた。
顔が暑い。春なのに、夏のように暑い。

なんでだろうか。私にはわからなかった。

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